おおさかナウ

2015年10月11日

ただしの国会レポート16
共産党国会議員団が果たした役割

 

国民連合政府問題でテレビ局の取材を受ける清水氏=9月22日、大阪市天王寺区内

国民連合政府問題でテレビ局の取材を受ける清水氏=9月22日、大阪市天王寺区内

 「通常」ではなく「異常」だった国会が閉じました。アメリカとの約束を果たすためだけに95日間も引き延ばし、多くの国民が反対する中、憲法違反と断じられた戦争法案を、数の力と暴力によって強行、憲法の平和主義、立憲主義、民主主義を踏みにじった安倍政権、そして自民党、公明党の責任は極めて重いといわなくてはなりません。
 衆議院で議席を大きく増やした日本共産党は、安保特別委員会で毎回1時間の質問に立ち、鋭い追及でたびたび政府を答弁不能に追い込み、法案の違憲性や問題点を明らかにしました。志位和夫委員長が、11年ぶりに党首討論に立ち、ポツダム宣言を「つまびらかに読んでおりません」という迷答弁を引出し、安倍首相の歴史認識のいびつさをあぶりだしました。
 参議院に質疑が移ってからも自衛隊の内部文書を相次いで暴露。軍部の暴走とあまりにも情けないアメリカ追従ぶりを白日の下に晒し、政府を追い込むことにつながりました。たたかいは決して無駄ではなかったと思います。「9条こわすな」「立憲主義を取り戻せ」という国民の運動とともに、安倍政権を打ち倒そうと、新たなたたかいが始まっています。
 そして、「野党がバラバラではだめだ」という切実な願いに応え、日本共産党は、戦争法廃止、安倍政権打倒を目標とした「国民連合政府」をつくり、そのための選挙協力を行うという大胆な方針も打ち出し、多方面から期待が寄せられています。実現へ私も頑張ります。(清水ただし 衆議院議員 月1回掲載)

(大阪民主新報、2015年10月11日付より)

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