中央区・大阪市議再選挙に際してのコメント
3月13日告示、22日投票が確定した中央区の大阪市議再選挙に際して、日本共産党大阪府委員会の柳利昭委員長は次のコメントを発表しました。
2020年2月17日 日本共産党大阪府委員会 委員長 柳利昭
〇維新に所属していた不破忠幸大阪市議による公選法違反(買収)が上告棄却され、有罪が確定。当選そのものが無効となり、中央区で市議再選挙が行われることになった。
日本共産党は小川陽太・前大阪市議を擁立して必勝を期してたたかう。
〇不破氏の有罪、失職は当然だが、不破氏を公認した維新はいまにいたるまで議員辞職させることもなく、「離党」でことをすませてきた。この政党としての責任はきびしく批判されなければならない。
〇再選挙は、大阪市民・中央区民のくらし、福祉、教育と大阪市の前途をかけた、きわめて重要なものになる。
経済の低迷、府民所得の落ち込みのなかで昨秋の消費税10%増税が追い打ちをかけている。介護保険料が政令市で最悪の高さになるなど、「くらしの防波堤」となるべき大阪市が、安倍政権とともにくらしを脅かす「二重の逆流」となっている。選挙戦では、その打開策が大きく問われる。
また「カジノ汚職」が明るみにでるなかでの「カジノ誘致」、さらに「大阪市」やいまの「中央区」をなくしてしまう「都構想」、そのための「住民投票」の強行に、正面から「NO!」の審判を下すことが求められる。
再選挙では中央区民の切実な願いをもとに、いまの維新政治・大阪市政の流れを転換し、希望ある方向を切り開く政策を広範な市民のみなさんとともに練り上げてたたかう。
〇 日本共産党は「市民と野党の共闘」で安倍政権も維新政治も転換する先頭にたつ。
小川陽太前市議は、市民のくらしに寄り添い、その声を市政に届ける点でも、「カジノ」「大阪市廃止=都構想」批判でも論陣の先頭にたってきた。2期8年の市議会議員としての実績は試され済みである。論陣の鋭さだけでなく、誰もが親しみやすい人柄でも慕われている。
野党各党にも応援をよびかけたい。中央区はもとより、大阪市をあげたたたかいにする。大阪市をつぶさせてはならないと願う広範な人々とともにたたかい、勝利をめざす。