おおさかナウ

2020年07月06日

市民の切実な願い実現
羽曳野市長選5日告示 嶋田候補が奮闘

声援に応える嶋田氏と田村氏=6月27日、羽曳野市内

声援に応える嶋田氏と田村氏=6月27日、羽曳野市内

 羽曳野市長選(12日投開票)が5日告示されます。日本共産党などが参加する「公正・民主的な羽曳野市政をつくる会」は6月27日、市民集会を開き、嶋田たかし候補(72)は「125項目の基本政策には市民の切実な願いが込められている。実現のために献身的に頑張る」と決意を語りました。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、社会を維持するために欠かせない仕事が注目されました。嶋田氏は保育士らからの要望の聞き取りで、「なぜ正規と非正規で待遇が違うのか」などと訴えられたといいます。「保護者の就労を支え、子どもの育ちを支援する保育士は、まさに社会に欠かせない」と嶋田氏。「このことに理解が及ばないのが現市政だ。人を区別し競争をあおる社会は発展しない。個々の人格を尊重し、差別のない共生社会の実現を目指す」と訴えました。
 また、医療体制強化に向け財政支援と人的配置強化を国や府に求めていくと表明、PCR検査体制の充実を訴えました。
 教育では、感染症対策で学力向上にも効果のある少人数学級を独自に実現、子どもの貧困対策として重要になる中学校の全員給食、義務教育完全無償化を掲げています。
 国民健康保険料の引き下げ、子どもの医療費助成を高校卒業まで拡充、高齢者の外出支援なども挙げます。
 応援に駆け付けた日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は、「自民党は感染症対策の予算や職員を減らしてきたが、維新はそれを上回り、暮らしに直結する公の仕事を切り捨てに切り捨てた。地方衛生研究所にかける金がもったいないと、民営化に向けて独法化したのは、全都道府県で大阪だけ。温かい連帯で、新しい政治を嶋田さんと広げていこう」と呼び掛けました。
 市長選には、自民党の支援を受け5期目を目指す現職の北川嗣雄氏(77)と自民市議、前維新府議、維新を離党した市議ら5氏が出馬を表明しています。

(大阪民主新報、2020年7月6日号より)

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