「大阪市廃止=都構想」Q&A 2020年7月
03

(そもそも編)

Q3 「二重行政解消」ならええんでは? 

Answer

新型コロナ対策などは府も、市も、「二重」「三重」にやるべきもの

 市民が困る「二重行政」って、どれほどあるのでしょうか。橋下氏らが叫んだ「WTCビルとりんくうゲートタワービルの失敗」は、「府と市がバラバラ」のせいではなく、「府も、市も、ゼネコン浪費開発にのめりこんだ」せいで失敗したのです。
 しかも、前回住民投票の時に、松井氏らは「府と市を合わせると、4000億円の財源が生まれる」といいましたが、公明党さえ「試算すると1億円」(府・市財政の0.001%)といい、いまは府・市当局はみずから「財政効果」がいえません。
 逆に、維新は市民のいのちを守るために大事な「住吉市民病院」を「二重行政」だといって無理矢理つぶしました。その解体工事は、コロナ禍のこの3月から始まりました。
 市民にとって必要なことは二重にも三重にも行うのが地方自治体の役割です。例えばコロナ対策で全国の都道府県と市町村がそれぞれ市民や業者への支援策にとりくんでいるのを見れば明らかです。

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