おおさかナウ

2020年11月08日

未来を一緒に考えたい
大阪・市民交流会で喜びの声
平松元大阪市長ら

住民投票で「反対多数確実」の報を受け、喜び合う大阪・市民交流会のメンバーら。左から会共同代表の平松邦夫、中野雅司両氏=1日、大阪市中央区内

住民投票で「反対多数確実」の報を受け、喜び合う大阪・市民交流会のメンバーら。左から会共同代表の平松邦夫、中野雅司両氏=1日、大阪市中央区内

 大阪市廃止分割の賛否を問う住民投票が投開票された1日、元大阪市長の平松邦夫さんらが共同代表を務める「大阪・市民交流会」の事務所には市民数十人が集まり、テレビ画面に「反対多数確実」と出ると同時に、「うぉー!」「よかったー!」と歓声が上がりました。
 平松氏は、市民を前に「市民・交流会に集まって下さった皆さんだけでなく、(大阪市廃止で反対で運動した)自民党、共産党、そして公明党で反対票入れた人にも、心からお礼を申し上げます」と語りました。
 さらにテレビ局のインタビューに、「賛成にこれだけの人が入れている。大阪市が残るということで、市民にとって本当にいい方向は何か、未来にどういうものをつくるかをみんなで一緒に考えるスタート地点に立ち、地方自治を考えないといけない」と述べました。
 投票日も投票所前で宣伝したH・Mさん(60)=文筆業、天王寺区在住=は、「5年前も反対票を投じたけれど、こんな活動には無関心で一切関わらなかった。そんな自分が維新のような勢力を台頭させてきたのかと思い、今度は何かしなければと思った。市民を分断する維新は許せない。これからも勉強して、民主主義を守るために頑張りたい」と話していました。

(大阪民主新報、2020年11月8日号より)

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