おおさかナウ

2020年11月21日

よりよく生きたいと願う青年を
1人でも多く仲間に迎えたい
出番の情勢 民青は求められている
民青大阪府委員会が代表者会議

住民投票のたたかいに確信

 民青同盟大阪府委員会は15日、大阪市内で第66回代表者会議を開き、今月末の第44回全国大会に参加する代議員を選出し、「仲間を迎える行動期間」(29日まで)の成功を呼び掛けました。
 「青年は民青同盟を求めている。民青がもっと大きくなれる客観的な条件がある」

青年のなかに強く大きな民青を

 報告に立った酒巻眞世委員長は、大阪市を廃止する「協定書案」を否決した住民投票結果や、コロナ禍で新しい政治を求める青年の模索や行動の高まりを示し、「一緒に社会を変えようと働き掛け、青年の中に強く大きな民青をつくろう」と呼び掛けました。
 酒巻さんは住民投票を巡り、多くの同盟員が立ち上がり、仲間と学び励まし合いながら街頭に立ち続けたと述べ、「出会った青年と一緒に宣伝するなど、連帯と共同が大きく広がった」と語り、同盟員自身と同盟組織の中に質的な変化をつくりだしたと述べました。

学びを力に一緒に社会変えよう

 コロナ実態調査や学生食料支援ボランティアなどの取り組みを示し、深刻さを増す生活実態の下、『自己責任』ではなく『社会の問題』として捉える青年が増え、現状を変えていく流れになっていると述べた酒巻さん。「青年の深刻な生活実態の背後にある自己責任論や、『自助』を押し付ける政治がある。科学的社会主義を学び、社会を一緒に変えようと青年に呼び掛ける民青同盟を、さらに強く大きくしよう」と呼び掛けました。
 全体討論でも、住民投票を巡る多彩な活動が生き生きと交流されました。住民投票期間中の街頭宣伝に参加し加盟した女性同盟員は、「民青と出会って行動することが大事だと思った」と語り、青年の実態を学び合い、寄り添いながらみんなの要求を実現していきたいと語りました。

身に付けた知識が踏み出す力に

「強く大きな民青同盟を」と開かれた民青同盟府委員会代表者会議=15日、大阪市内

「強く大きな民青同盟を」と開かれた民青同盟府委員会代表者会議=15日、大阪市内

 今年5月に加盟した学生班の女性も、「班会での学習を通して、正しい知識を身に着け、行動に踏み出す力になった。社会に関心を持つ人が増えるよう情報発信し、もっと民青を大きくしたい」と語りました。
 コロナ禍で給与未払いのまま辞職に追い込まれた青年を仲間に迎えた経験の他、阪南地域で取り組まれた食料支援では、15人の学生がボランティアとして協力し、コロナ禍で深刻な学生の実態や、民青同盟の活動に共感が広がっていると報告されました。
 府委員会常任委員の男性は、住民投票を巡る維新のデマ宣伝や真実を伝えないメディアの限界を指摘。科学的社会主義の観点から情勢をつかむ重要性を述べ、「未来への科学的展望を広げる民青の魅力が高まっている。いまこそ民青の出番だ。よりよく生きたいと願う青年を、1人でも多く仲間に迎えていきたい」と決意を述べました。
 日本共産党大阪府委員会の辰巳孝太郎前参院議員がリモート報告し、住民投票結果と菅自公政権を巡る国政の焦点について講演。コロナ禍で青年の願いを実現する活動と、科学的社会主義と日本共産党綱領を学ぶ民青同盟の値打ちと役割が光っていると強調。力を合わせ強く大きな民青同盟を一緒に実現していこうと語りました。

(大阪民主新報、2020年11月22日号より)

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