おおさかナウ

2021年02月20日

市民の声が政治を変える
総選挙で必ず野党連合政権を
竹内よしのり衆院大阪1区候補が訴え


JR寺田町駅前で、西田さえ子衆院近畿比例候補(中央)、地元党後援会の人たちと宣伝する竹内よしのりさん(右)=12日、大阪市天王寺区内

 「コロナ対策も後手後手、自己責任を強いる菅政権では国民の命と暮らしは守れません。日本共産党は市民の皆さんとともに、今年の総選挙で何としても野党連合政権を実現させたい。お困り事があれば声をかけてください。その声が政治を動かす何よりの力になります。共に解決に歩み、政治を変えましょう」――12日、JR寺田町駅前。西田さえ子衆院近畿比例候補や党天王寺区委員会の人たちと宣伝した衆院大阪1区(大阪市中央・西・港・天王寺・浪速・東成区)候補の竹内よしのりさん(党西・港・浪速地区委員長)の熱い訴えが響きました。
 バイクや自転車を止めて「頑張って」と声を掛けてくる人、遠くから手を振る人もいました。

つながりない人から相談が

 コロナ禍の中、特に二度目の緊急事態宣言発出以降、まったくつながりのない人からの生活相談が増えています。
 浪速区に住む50代の男性は、感染防止対策をしない職場を離れざるを得なくなり、収入が途絶えて相談。円山直子党浪速区市民運動部長が区役所に同行し、生活保護を利用できるようになりました。
 「安心して働けるように早く感染を抑えてほしい」と訴えた男性は、「自分が共産党に頼るなんて思ってもみなかった」と語りました。テレビの国会中継で、「生活保護の扶養照会は義務ではない」との厚労相答弁を引き出した小池晃参院議員の質問に励まされたとし、「しんぶん赤旗」日曜版読者にもなりました。
 1区で独自に取り組んでいるコロナアンケートに返信してきた会社社長に竹内さんが電話すると、「赤字続きで大変。労働者を路頭に迷わせるわけにもいかず、倒産もできない」と訴えました。
 宣伝カーでは竹内さんの声を吹き込んだテープを流し、アナウンサーが乗ったときには事務所の電話番号を紹介。それを聞いて「持続化給付金の申請の仕方を教えてほしい」と相談してきた人もいました。

綱領に共感し入党する青年

 西・港・浪速地区では、昨年から20代の青年の入党が相次いでいます。
 27歳のAさんは、大阪市の住民投票の投票日3日前に民青同盟の宣伝と出会い、自らも行動に参加。大阪市廃止の否決に自分の力が無駄ではなかったことを実感し、民青に加盟しました。同じ班には、昨年の検察庁法改定問題をきっかけに、「しんぶん赤旗」読者になり、党綱領に共感して入党した同年代のBさんがいました。Bさんの勧めで綱領を読んだAさんは、労働時間の抜本的な短縮を展望する党の未来社会論に共鳴、先月入党しました。
 コロナ禍で休館となったスポーツ施設で退職を余儀なくされた20代のCさんは、受け取った給料が安すぎることに疑問を感じ、「#困ったときには共産党に相談を」の言葉をインターネットで見つけて相談。有給休暇が消えていることが分かり、会社に書面で訴えたところすべて支払われました。「一人ではできなかったこと」と喜んだCさんは、Bさんらに勧められて民青同盟に加盟しました。

ライブハウス店長から期待

YouTubeに投稿された竹内さんとライブハウス店主の対談

 竹内さんは20代のころ、ベースギター奏者として活躍しました。竹内さんが、別のバンドの元メンバーで、現在、大阪市西区のライブハウスで店長を務めている男性と対談した内容が、インターネットのユーチューブに投稿されています。対談ではコロナ禍の中での苦境や、外国と比べた日本のコロナ対策の遅れ、消費税減税の必要性などが話題になり、店長は「僕らが抱えている思いをしっかりと政治に届けてくれる人」と竹内さんへの期待を語りました。
 竹内さんは言います。
 「補償のない自粛が続く中で諦めかけている人もいますが、去年の特別給付金や大阪府の休業要請支援金も、一人一人の声が実現させてきたことを伝えると、諦めが怒りや希望に変わります。99年の歴史で国民の苦難軽減を立党精神にし、企業団体献金を受け取らない日本共産党だからこそ、どこまでもその人の立場に立って解決できる。この党が伸びてこそ政治を変える力になることを訴え続けたい」

(大阪民主新報、2021年2月21日号より)

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