おおさかナウ

2021年04月12日

自然豊かで住み続けたい町へ
能勢町議選18日投票 中西候補が訴え

 


訴える中西けんじ町議候補=2日、能勢町内

 能勢町議選(18日投開票)が13日に告示されます。定数12に現職10人、元職1人、新人4人の15氏が立候補する大激戦になる見通し。3期目を目指す日本共産党の中西けんじ候補(55)は「豊かな自然の中で、住み続けたいと思える能勢町へ」と訴え、現有議席確保へ奮闘しています。
 町は深刻な交通問題に直面しています。鉄道駅がない中で、昨年、阪急バスから便数半減の話が出ました。中西氏は新聞折り込みなどで問題を知らせ、町民アンケートを集めました。「免許返納したらどうやって生活したらいいのか」「外出できなくなる」など多くの声が集まりました。
 「半減は困る」という住民の声を一定反映し見直されたものの、4月から一部で減便・路線休止が始まりました。しかし高校への通学で利用されていたバスの昼間の便がなくなり、「午前で授業が終わる日やテスト期間中はどうやって帰ればいいのか」という声が寄せられ、昼間の通院にも「朝早く出て夜遅く帰るしかない」などの問題が残っています。
 中西氏は町が設置する地域公共交通会議に地域代表を入れるよう働き掛け、公募が始まる下で、「住民が主人公の議論の場をつくることが大切だ」と中西氏は訴えています。こうした中、「交通弱者を守るのは共産党しかない」(80代男性)など、期待の声が住民から寄せられています。
 昨年のコロナ禍で中西氏は国民健康保険加入者に1人1万円支給を訴え、府内で唯一実現しました。今年も引き続き支給されます。高すぎる国保料の負担軽減を求めた長年の論戦の成果でした。
 介護保険料も9年間連続で据え置きを実現させています。
 中西氏はまた、誰でも希望すればPCR検査が受けられる体制構築▽30人学級実現▽新規就農者への支援や個別所得保障を国に求める――などを公約しています。

(大阪民主新報、2021年4月11日号より)

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