若者が政治を動かす 政治のこと共に考えよう
宮本たけし衆院近畿比例候補が高校生宣伝
日本共産党の宮本たけし衆院近畿比例候補(大阪5区重複)は、未来を担う若い人たちと一緒に政治について考えようと高校生宣伝をスタート。16日は登校時の午前7時半からと下校時の午後4時からの2回、大阪市此花区のJR・阪神西九条駅前に立ちました。
18歳選挙権が実施される中、選挙権を得る前から高校生たちに政治や社会の情報を提供して共に考えようと始められたもの。この日は、瀬戸一正前大阪市議や地元の党・後援会の人たちと共に宣伝しました。
高校生向けにビラつくって
高校生向けにセットされたビラは3種類。①志位和夫委員長が、中国問題や自衛隊、社会主義の問題を巡って高校生の疑問に答えた内容や、新型コロナ感染対策を特集した「しんぶん赤旗」3・4月号外、②温室効果ガス排出削減目標の引き下げを求める高校生たちの「気候スト」と原発汚染水の海洋放出に反対する官邸前抗議行動を報道した「赤旗」電子版の記事コピー、③「高校生も無料です!」と銘打って日本共産党此花区委員会が独自に作成した「赤旗」電子版の無料キャンペーンビラです。
マイクを持った宮本氏は、新型コロナウイルスの変異株は若い人も重症化するリスクが高いと言われているとし、「くれぐれも気を付けて、感染拡大防止に力を合わせましょう」と呼び掛け、話を進めました。
宮本氏は、政府が世論や地元の反対を押し切って原発汚染処理水の海洋放出を閣議決定した問題について、「最も被害を受けるのは若い人たちだ。未来ある高校生の声も政治は聞くべき」とし、「海を汚すなという声を一緒に上げよう」と訴え。気候変動問題を巡り、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんの呼び掛けで世界中の高校生が立ち上がり、政治を動かしていると強調しました。
子どもの意見表明権保障を
また、髪の長さや下着の色まで決めているものもある「ブラック校則」問題にも触れ、「高校生の自主性を尊重し、生徒たち自身が納得いくように学校の形を決めていくのが民主主義教育」だとし、子どもの権利条約でうたわれている意見表明権を保障することの重要性を述べました。
宣伝では、自ら手を出してビラを受け取ったり、目を通しながら歩く姿なども見られました。高校1年生の女子生徒もビラを受け取り、海外では大学まで学費無償の国もあることなどを聞いて、「ほんとですか?すごいですね」と驚いていました。
これから出勤するという20代の飲食店店員とも対話が弾みました。
宮本候補は今後も月1回、高校生宣伝に取り組みたいとしています。
(大阪民主新報、2021年4月25日号より)