千早赤阪村議選（定数７）が25日投開票され、日本共産党の徳丸初美（71）、服部幸令（45）の新人２氏が初当選しました。得票数、得票率共に伸ばし、現有議席の１から２に倍増。議席占有率は28・57％、府内第１位になりました。

新しい村政へ全力で

４年ぶりに複数議席を回復しみんなと喜び合う徳丸さんと服部さん＝25日、千早赤阪村内

　選挙結果が判明すると徳丸、服部両氏は支援者の拍手で迎えられ、笑顔でグータッチを交わし喜び合いました。２氏の得票は計６５８票（前回比86票増）、得票率は21・66％（同４・５ポイント増）。前回６票差で惜敗した徳丸さんは２度目の挑戦で67票上積みし、服部さんも関口ほづみさんの前回票から19票増やしています。
　投票率は68・68％（前回69・93％）。有効投票数が減る中で日本共産党が得票を伸ばした結果について、党選対本部長の川手司さんは、「みんなで掲げた目標を全力でやり通した結果」と強調。「日本共産党の２議席は『新しい村政』の流れを加速させると訴えた論戦が共感を広げた」と指摘しました。
　「票を伸ばして２人当選できたことが本当にうれしい」と徳丸さんは笑顔で話し、「『村は変わるよね』と私たちに託された村民みんなの願いを行政に届けていく。唯一の女性議員として新しい議会で発言していきたい」と決意を込めました。
　服部さんは「受け継いだ議席のバトンを手に、格差是正、ジェンダー平等、公正・公平な社会へ頑張ります」とあいさつ。来年１００周年を迎える日本共産党の姿と役割を村民の中に広げ、次期総選挙を視野にみんなと力を合わせていくと語りました。
　今期限りで勇退する関口村議は、「２議席の力は村議会で大きな役割を発揮すると思う。みんなで新しい千早赤阪村をつくっていきましょう」とエールを送りました。

千早赤阪村議選開票結果

(大阪民主新報、2021年5月2日・9日号より）