ズバリわかる大阪都
「大阪都」構想のホント まるわかりパンフ(2015.04.29)
Q2
橋下市長が語らない
「都」構想の真実
二重行政の解消で2700億円?
Answer
ウソです。
市資料では「1億円」です。
橋下市長は、二重行政のムダをなくせば「住民サービス」にお金を使える。「17年間で2700億円」生み出せると宣伝しています。ウソです。「法定協議会」に市が出した資料では効果額はわずか1億円です。
橋下市長の言う2700億円の出所は、市民サービスの切り捨てと、地下鉄・市バスやゴミ収集の民間企業への売り飛ばし(2206億円)、病院の廃止、そして市有地の売却代(280億円)などを積み上げただけのものです。二重行政とは無関係です。
福祉・医療、雇用・産業振興は
二重、三重にやってこそ
橋下市長が二重行政のムダとしてあげているのが大学や病院、図書館、産業振興などです。いずれもくらしと経営をよくするためのもので、ムダではありません。二重、三重にやることこそ求められています。
二重行政「今は、ない」こと
認めた橋下市長
住民説明会で、二重行政のムダと宣伝されている「WTCビルなどは政策の失敗では?」との質問が出ました。これに、橋下市長は「過去の政策の失敗。おっしゃる通りです」と認めました。そして、「今後、ないようにするために」都構想と言っています。「今後」ってことは、「今はない」ということです。
「間違い」の根本にメス入れてこそ
橋下市長が認めたWTCビルなどの「政策の失敗」。この間違いにメスを入れないと、「都」でも「特別区」でも、再び失敗します。橋下市長は、そこには一言もふれていません。「二重行政のムダ」とすりかえているのです。
旧W T C ビル、りんくうゲートタワービルも
二重行政のせい?
旧W T C ビルとりんくうゲートタワービルは、80~90年代にゼネコン奉仕でつくったもので、二重行政のせいではありません。今、維新所属の議員らも推進してきたものです。