岸田政権の危険が浮き彫り
9条守り抜くために頑張る
日本共産党 宮本岳志衆院議員が国会報告
日本共産党の宮本岳志衆院議員が11日午後、大阪市此花区のJR・阪神西九条駅前など同区内の4カ所で、瀬戸一正前大阪市議と共に国会報告の街頭宣伝に取り組みました。
宮本氏は、岸田政権が補正予算に8千億円近い軍事費を計上し、軍事費の総額が6兆円を超えるなど、安倍・菅政権よりも危険な姿が浮き彫りになっていると指摘。「コロナ禍でアルバイトがなくなったり、親の経済状態が悪くなって大学を中退・休学する学生が7千人近くいる。こうした学生を救うために、もっと予算を確保するのが筋だ」と強調しました。
岸田文雄首相が臨時国会の所信表明演説(6日)で、「敵基地攻撃能力」の検討を明言したことに触れ、「これは防衛ではなく、先制攻撃だ。万が一、日本が先に攻撃すれば反撃され、日本列島は火の海になりかねない」と強調。「維新が自民党に改憲をけしかけるなど、今ほど憲法9条が危ない時はない。ご一緒に憲法を守り抜くために頑張る」と決意を語りました。
西九条駅前の宣伝では、宮本氏に手を振る高校生の姿も。宮本氏は10月の総選挙の前から大阪5区内の高校生たちと校則問題で対話し、アンケートを集めてきました。アンケートには約3千の回答があり、「校則には納得いかないものがある」との答えが生徒の8割以上、教師の9割に達しています。
文部科学委員会に所属する宮本氏は、文科省初等中等教育局にこの結果を示して認識をただしたと報告。文科省が進める生活指導の基本文書の改定作業で、新たな指針となる文書で校則について子どもの意見を尊重すると書きこまれていることを紹介し、「学校生活で不満に思うことを、これからも聞かせて下さい。文科大臣にも私から直接問い、答えを皆さんに届けます」と話しました。
(大阪民主新報、2021年12月19日号より)