おおさかナウ

2015年05月31日

党派超え「戦争法案」阻止を

米の戦争に参加するための法案
日本共産党の宣伝に反響次々

宣伝で寄せられた市民の声
「ポツダム宣言知らない人が総理とは」
「殺し殺される道に進むのは許せない」
「特攻の時代を繰り返してはならない」

「戦争法案」許すなと訴える(右から)清水衆院議員、辰巳参院議員、わたなべ府政策委員(参院大阪選挙区候補)、石川府議、山中大阪市議団幹事長=23日、JR・京阪京橋駅頭

「戦争法案」許すなと訴える(右から)清水衆院議員、辰巳参院議員、わたなべ府政策委員(参院大阪選挙区候補)、石川府議、山中大阪市議団幹事長=23日、JR・京阪京橋駅頭

 「戦争法案」の廃案を求めて日本共産党大阪府委員会が23日、JR・京阪京橋駅前で行った緊急宣伝行動では、辰巳孝太郎参院議員、清水忠史衆院議員、わたなべ結府政策委員(参院大阪選挙区候補)、石川多枝府議、山中智子大阪市議団幹事長が演説。後援会員らが「戦争法案」の廃案を求める署名を呼び掛けました。

 辰巳氏らは「今国会で『戦争法案』の成立を狙う与党の暴挙は断じて許せない」「日本が攻撃されていなくてもアメリカの戦争に参戦するのが、今回の法案」「安倍首相が戦後日本の出発点となったポツダム宣言をよく読んでいなかったとは通用しない。党派を超えて廃案を迫る声を上げましょう」などと訴えました。

 通行人が人垣をつくるなど、宣伝には大きな反響がありました。

 子どものころ台湾で暮らしていたという大阪市城東区の女性(70)は、「家に下宿していた兵隊さんが特攻兵だった。片道切符(燃料)しか持たされず、死んでいった時代を絶対に繰り返してはならない」。

 同区の男性(91)は、「日本が戦争に負けたとき受諾したポツダム宣言を詳しく読んでいない人物(安倍首相)が、一国の総理大臣だとはけしからん。そんな者が通そうとしている『戦争法案』は、絶対に廃案にせんとあかん」と語りました。

 同区の女性(62)は、「『戦争する国』になれば、国民が戦地に行かなければならなくなる。23歳の息子が人を殺し殺されることになるかも知れない。そんな道を進もうとしていることは許せない」と語り、枚方市の男子高校生(17)も、「日本が戦争に行かなければアメリカ人が行かなければならないと言う人がいるけれど、それでも僕は戦争に行きたくない」と署名に応じていました。

(大阪民主新報、2015年5月31日付より)

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