おおさかナウ

2022年03月05日

国政ミーティング第3弾
「侵略やめろ」 共に声上げよう
大門、たつみ氏が呼び掛け

 

国政ミーティング第3弾で語り合う(左から)渡部、大門、たつみの各氏=2月26日

 日本共産党のたつみコータロー前参院議員・大阪選挙区候補の第3回国政ミーティング「国会ほんまの話」が2月26日、大門みきし参院議員(参院比例候補)をゲストに迎えてオンラインで実施されました。ロシアによるウクライナ侵略、新型コロナ危機、日本共産党が掲げる優しく強い日本経済実現に向けた課題と展望などを語り合いました。渡部結党府副委員長が進行役を務めました。

「優しく強い経済」語る

 大門議員は、ロシアによるウクライナ侵略について、「他国の領土に攻め込み主権を奪う許されない暴挙」だと批判。世界中に反戦行動が拡大し、ロシア国内53都市でも反戦デモが起きていると紹介し、「大阪からも一緒に声を上げよう。世界中に平和の連帯行動を広げ、国連憲章に違反するプーチン政権の軍事行動をただちにやめさせよう」と呼び掛けました。
 たつみ氏は大阪府内各地で街頭に立ち、ロシアのウクライナ侵略への緊急抗議宣伝を実施してきたと述べ、「私たちは決して無力ではありません。一人一人が『戦争を許すな!』と訴える声こそが国際社会を動かす力になる」と連帯した反戦行動を呼び掛けました。
 大門氏は、プーチン氏が核兵器使用の恫喝をしていることについて「狂気の沙汰としか言いようがない。こんな無法なやり方が国連常任理事国として許されるはずがない」と糾弾。今回の侵略行動は明白な国連憲章違反だと強調しました。たつみ氏は2度の世界大戦を経て平和の国際秩序を構築してきた国際社会の取り組みと、旧ソ連による他国侵略や日本共産党への干渉攻撃の歴史を示し、日本共産党が自主独立の立場で覇権主義と徹底してたたかい続けてきた政党だと紹介。「侵略戦争に反対し、平和を守るため先頭に立って行動を続ける」と語りました。
 新型コロナ危機を巡り、大阪の事例も示して政府を追及した田村智子議員の質問のポイントが紹介され、人口比でコロナ死亡数が全国最多の大阪の実態に関し、たつみ氏は、ワクチン接種の遅れとともに大阪で229床の急性期病床を減らした問題点など示し、「救える命を救うため予算と人員をコロナ対応に回すべきだ」と強調しました。
 大門氏は、「優しく強い経済」の実現を迫った参院予算委(2月25日)の論戦について、富裕層の所得税率が下がる「1億円の壁」問題や大企業への「内部留保課税」の必要性を強調。維新国会議員による新自由主義的主張の矛盾、問題点を批判しました。

(大阪民主新報、2022年3月6日号より)

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