ロシアは国際法違反の侵略やめろ
国際社会が力合わせ蛮行止めよう
日本共産党 たつみ氏先頭に緊急宣伝
ウクライナ侵略口実に「核共有」、9条改憲目論む自民・維新
核兵器は絶対悪 世界の流れに逆行する犯罪的発言
「無差別攻撃を今すぐ中止せよ」「国際法違反の侵略戦争をやめろ」。日本共産党のたつみコータロー前参院議員・大阪選挙区候補は、ロシア軍がウクライナへの侵略を開始した2月25日から、連日、各地で地元党支部・後援会などと共に緊急宣伝を行っています。侵略開始から1週間が過ぎた3日は大東市での緊急宣伝に参加し、天野ひろゆき、新崎みえ両大東市議と共に即時停戦を訴え。翌4日には富田林市内のスーパー前や南海金剛駅前で宣伝しました。
唯一の被爆国が抗議の声を
「独裁者に核を持たせたら絶対に駄目だということが、プーチン大統領の異常な発言で浮き彫りになった」。ロシアによるウクライナ侵略の非人道的な戦争犯罪を批判したたつみ氏は、先進7カ国(G7)などによる対ロ経済制裁に対するプーチン大統領の「核戦力」発言を取り上げ、唯一の戦争被爆国である日本の政府が厳しい抗議の声を上げるべきだと強調しました。
いつの世紀の価値観なのか
たつみ氏は、日本維新の会が米国の核兵器を日本に配備して共同運用する「核共有」を議論するべきと主張し、非核三原則の見直しを求めていることについて、「一体、何世紀前の価値観からくる言葉なのかと疑いたくなる言葉だ。絶対に許してはならない」と強調。ノーベル平和賞受賞スピーチで被爆者のサーロー節子さんが、「核兵器は絶対悪だ」と訴えた思いを紹介し、「核兵器による犠牲を繰り返すなと願う被爆者と核兵器廃絶を目指す世界の動きに逆行する犯罪的発言だ」と批判しました。
核禁条約への参加・批准を
たつみ氏は、昨年1月に国際条約として正式発効した核兵器禁止条約の意義、その実現に奮闘した被爆者と国際社会の努力を述べながら、「日本がやるべきことは核武装の議論なんかではなく、核兵器禁止条約に1日も早く参加、批准することだ。ロシアのプーチンや北朝鮮、そしてすべての核兵器保有国に対し、核兵器廃絶を迫っていくことだ」と訴えました。
国家主権と領土踏みにじる
たつみ氏は、ウクライナの公的機関や病院、民間施設への砲撃が強まり「罪のない多くの市民が犠牲になっている」と述べ、ウクライナ都市部への攻撃を一段と激化させるロシア軍の蛮行を糾弾。「ウクライナの国家主権と領土を踏みにじる国際法違反の侵略戦争を絶対に許すことはできない。国際社会の協力でプーチン・ロシア政権を包囲し、非道な武力侵攻を止めさせよう」と呼び掛けました。
たつみ氏は、名作映画『ひまわり』の舞台になったウクライナの美しい国土が空爆で破壊されていると語り、国外退避勧告を拒否しウクライナにとどまり、オンラインで世界へ支援を訴えているゼレンスキー大統領の姿、ロシア国内で広がる反戦デモを紹介し、「平和のため勇気を持って各国の市民が立ち上がっている。この日本から一体何ができるのか、一緒に考え行動しよう」と呼び掛けました。
憲法をまともに理解しない
たつみ氏は、安倍晋三元首相や松井一郎大阪市長らが、「憲法9条で日本を守れるのか?」などと述べた問題を取り上げ、「憲法をまともに理解しない人の発言だ」と指摘。かつて日本が中国東北部に、かいらい政権である「満州国」をつくって中国侵略を進め、東アジア各地に軍事進攻した歴史を紹介。「アジアで2千万人、日本で300万人が犠牲になった痛苦の反省の上に、2度と戦争はしないと誓ったのが憲法9条。時の支配者に2度と戦争を引き起こさせないよう、権力者を縛るため国民が定めたもの。憲法改悪で歴史を逆戻りさせることは絶対に許されない」と訴えました。
(大阪民主新報、2022年3月13日号より)