2022年03月19日
ウクライナ・コロナ・カジノ
歴史の逆流と本流のせめぎ合い
大阪革新懇が代表世話人会
進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が12日、大阪市北区内で2022年度の第1回代表世話人会をオンライン併用で開き、ロシアのウクライナ侵略、新型コロナ対策の現状、大阪へのカジノ誘致などについて活発に意見交換しました。
参加者からはウクライナ侵略を巡り、「『核共有』や改憲を狙う動きに対して、9条を守り、平和外交を求める世論と運動を」「核兵器禁止条約を実現した世界の流れは後戻りできないもの。これに全面的に反抗するプーチン大統領の野望を、市民社会と国際社会の協力でくじこう」などの発言がありました。
新型コロナ問題では、「大阪での死者の多さが、府民的にも全国的にも話題になっている。命を守るインフラが決定的に立ち遅れている」との意見が。カジノ問題では「(夢洲の土壌汚染対策への)公金支出問題で潮目が変わっている」「『公が賭博をやっていいのか』など、誰にでも分かる言葉で対話を広げたい」などの発言がありました。
日本共産党の駒井正男府書記長は、ウクライナ侵略や新型コロナ、カジノ問題で歴史の逆流と本流がせめぎ合い、それが市民に見えやすくなっている情勢だと強調。国際世論でプーチン大統領を孤立させるとともに、非核三原則を否定し、「核共有」を叫ぶ維新を、平和の世論で追い詰めようと語りました。
駒井氏は参院選まで4カ月を切る中、自公と維新、国民民主党による翼賛体制づくりを許さない世論と運動で、野党共闘の背中を押す流れを強めることに、革新懇の役割があると指摘。さらに日本共産党躍進の流れをつくることが共闘の前進や、来年の統一地方選で維新政治を転換する力になると述べました。
(大阪民主新報、2022年3月20日号より)