2022年03月26日
高齢者施設の定期検査継続を
府議会健康福祉常任委で石川府議
日本共産党の石川たえ府議は、17日の府議会健康福祉常任委員会で吉村洋文知事に対し、新型コロナウイルス感染でクラスターが多発した高齢者施設に関し、施設にウイルスを持ち込まないための定期検査を12月に一時中止したことを「判断ミスではないか」とただしました。
吉村知事はまともに答弁しませんでしたが、「まん延防止等重点措置が解除された後も定期検査は継続するか」との石川氏の問い掛けに、「高齢者施設での対策は非常に重要だ。今後さらに検査の充実が図れないか、考えていきたい」と述べました。
一方で無症状者への無料検査の継続については、府の担当者は「国の財政支援で実施しているため、国の事業スキームを踏まえて検討する」と述べました。
石川氏は「多くの無症状者を発見することが感染制御の力になる」と強調し、全中学校区への検査場の設置や大規模検査場の設置などを求めました。
石川氏はまた、コロナ禍で必要となる急性期病床の削減について、中止を強く求めました。
(大阪民主新報、2022年3月27日号より)