2022年04月09日
大門みきしの「熱い心で政治を変える」
2つのアカデミー賞
自民党参議院議員の今井絵理子さん(元人気アイドルグループSPEEDの歌手)の息子さんには聴覚障がいがあります。一昨年、今井さんが本会議で、障がい児教育について手話をつけて質問されたことがありました。美しく流れるような手話で、終わった時、党派を超え満場の拍手に包まれました。
私の孫も男の子で聴覚障がいがあります。今井さんから障がい児教育に関する本を頂いたり、お返しに、うちの本家、大阪交野の「大門酒造」のお酒を差し上げたりしてきました。
先週、今井さんに「アカデミー賞・国際長編映画賞をとった『ドライブ・マイ・カー』をみましたか? 最後のシーンがきれいな韓国手話で感動しました」といったら、「大門さん、作品賞をとった『コーダ』は見ましたか? ろう者の家族を描いた作品ですよ」といわれ、聴覚障がいに関わる作品がアカデミー賞を2つも受賞していたことを初めて知りました。
遊説日程の合間、京都の映画館のミッドナイトショーで「コーダ」をみました。ろう者の家族の中で、ただひとり耳の聞こえる少女が、家族を支え、独り立ちしていく物語です。手話をつけながら家族に向かって歌う少女の姿が今井さんと重なりました。
障がい児教育の現場にまで競争や効率性を持ちこむ自公政権の新自由主義・教育政策はおおもとから変えなければなりません。ただ今井さんには、自民党の中で少しでも子どもたちの教育環境がよくなるよう頑張ってほしいと思っています。(だいもん・みきし 参院議員【同比例候補・近畿地域】 毎月第2週に掲載)
(大阪民主新報、2022年4月10日号より)