ウクライナ侵略、怒りで体が震える
まちかどトークでたつみ候補訴え
「戦争の道に向かうのか、それとも平和の国際秩序を回復する方向に向かうのかが問われる選挙で勝ち抜くため全力を尽くします」。たつみコータロー前参院議員(大阪選挙区候補)は16日、島本町の阪急水無瀬駅前のまちかどトークで長谷川順子島本町議らと、ウクライナ侵略、カジノ誘致、コロナ危機と暮らし、ジェンダー平等など焦点の国政テーマについて訴えました。
「戦争犯罪とも言える民間人の虐殺行為が明らかとなり、怒りで身体が震える思いです」。たつみ氏は訴えの冒頭、ロシアによる侵略行為と戦争犯罪を糾弾し、武力で恫喝するプーチンが最も恐れているのが国際世論だと指摘。「野蛮な侵略戦争を1日も早く止めさせるため、戦争反対の国際世論を高めよう」「国際政治の場でロシアを包囲し、第2次世界大戦後に構築されてきた平和の国際秩序の再構築を」と訴えました。
荒唐無稽なカジノ誘致計画
たつみ氏は、戦後70年以上が経過する中で核兵器禁止条約が発効した意義を強調。「長く生き地獄を味わってきた被爆者の苦しみと平和の願いを踏みにじる『核共有』議論は、絶対に許されない」と述べ、日本維新の会などの主張を批判しました。
疑惑にふたの岸田政権批判
たつみ氏は、大阪府・市が進めるカジノ計画について、USJ来場者(1450万)や日本のパチンコ人口(800万人)を超える年間1600万人がカジノに行くとする荒唐無稽な計画をきっぱり中止すべきだと指摘。過大な需要予測と大阪市による財政負担の問題点を述べ、WTCやATCなど過去のハコモノ行政の失敗を繰り返すなと強調しました。
たつみ氏は森友事件を巡る民事訴訟で、税金1億円を使って疑惑にふたをした岸田政権の対応は許されないと批判。「まだ隠されたままの真実がある。疑惑を徹底究明し、壊された民主主義を私たち国民の手に取り戻そう」、「戦争する翼賛体制づくりを許さないため、憲法9条守れの声を政治に届ける日本共産党を伸ばして下さい」と訴えました。
「カジノ計画を止めるにはどうしたらいいのか」という聴衆からの質問に、たつみ氏は、当面大阪府・市が決めた事業計画を審査する国の判断が問われるとし、「こんな無茶苦茶な計画を認定するなと国に意見を突き付けていこう」と述べるとともに、大阪選挙区選出の参院議員(8人)全員がカジノ推進派だと語り、「大阪をギャンブルの街にするなという府民の声を届ける議席を勝ち取らせください」と訴えました。
(大阪民主新報、2022年4月24日号より)