おおさかナウ

2022年05月21日

市政問題からウクライナ、カジノまで
小学校区単位で「街かど懇談会」
日本共産党堺区後援会

 

堺区後援会が開いた「街かど懇談会」=15日、堺市堺区内

 目前に迫った参院選で、比例代表での日本共産党の躍進と、大阪選挙区(改選数4)での、たつみコータロー前参院議員の議席を必ず回復しようと、堺市堺区で活動する同党堺区後援会が4月末から、小学校区単位での「市政と党を語る街かど懇談会」に取り組んでいます。
 石谷泰子堺市議が維新の永藤市政の問題点や国政の焦点について報告し、参加者の疑問にも答えて交流する企画です。15日午後には、堺区北部の大和川左岸に近い浅香山公園で第9回目を開き、約30人が参加しました。
 石谷氏は、3月議会では永藤英機市長が再び提案した「おでかけ応援制度」の改悪案を否決した力は、市民の大きな運動だと指摘。「財政危機」を理由に市民施策を廃止・削減する一方、ベイエリア開発などを進める永藤市政を批判しました。
 ロシアによるウクライナ侵略問題での日本共産党の立場や平和外交の路線を詳しく紹介。
 維新が大阪への誘致を狙うカジノ問題にも触れ、「参院選で、ぶれずにカジノに反対を貫く日本共産党を伸ばし、大阪選挙区では、たつみ氏を必ず押し上げて下さい」と訴えました。
 参加者からは「3月議会で、痴漢被害への対策を求める意見書が可決されたが、維新だけが反対した。なぜか」との質問も。石谷氏は「痴漢は身近にある性暴力で、誰もが意見書に賛成できるもの」と強調し、維新は市議会で「ジェンダー平等は共産党の政策」と見当違いの攻撃を行うなど、個人の尊厳を守らない姿勢があると説明しました。
 「維新が『非核三原則の見直し』を言っているが」との問いに、石谷氏は「被爆者の方々を前にして、どうしてそんなことが言えるのか。非核三原則は日本の国是。唯一の戦争被爆国である日本の政治家として、許されない」と応じました。
 日本共産党浅香山支部の藤沢司支部長代行(79)は、「想定していたより、多くの参加者でした。ウクライナ問題が連日報道される中、日本共産党に関心を寄せ、話を聞いてみたいという人が増えているのを実感します。懇談会は、党の政策や考えを直に知ってもらう絶好の機会」と話します。
 堺区後援会は、参加者に向けて、日本共産党への支持を広げる「担い手」になってもらう働き掛けなどを強めることにしています。

(大阪民主新報、2022年5月22日より)

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