性暴力根絶・ジェンダー平等社会を
たつみ参院選大阪選挙区候補「全力で取り組む」
日本共産党大阪府委員会ジェンダー平等委員会と府女性後援会は12日、性暴力のない社会を求めるフラワーデモに連帯し、大阪市北区の繁華街で宣伝・シールアンケートに取り組みました。
共産党府委 ナビオ前で宣伝・対話
宣伝には50人が参加し、若者でにぎわうHEPナビオ前で、「ジェンダー平等社会の実現を」「性暴力は許さない」「痴漢ゼロの社会を」などと書かれたプラカードを掲げてアピール。日本共産党のジェンダー政策や600人を超える被害者の声をまとめた「痴漢被害実態調査アンケート」結果などを紹介し、リレートークで党への期待を語りました。
性暴力は政治が取り組むべき人権の問題
豊中市の佐藤晴美さんは、10代から痴漢やのぞき、盗撮、旅先でレイプされかけるなど数々の性暴力被害に遭ったこと、家族が性暴力被害を受けて被害届を出し、刑事裁判で有罪判決が出たことを発言。「痴漢や性暴力は、政治が正面から取り上げなければならない性犯罪であり、人権問題」と述べ、課題解決の願いを託せるのは本気で性暴力反対を行動に移してくれるたつみ候補と、党綱領にジェンダー平等社会の実現を掲げた日本共産党しかないと訴えました。
人間の尊厳を否定する今の政治変えたい
たつみコータロー応援チームのHideさんは、第2次大戦中のナチスドイツによるホロコーストやロシアのウクライナ侵略に触れ、「戦争によってジェンダー平等が破壊され、子どもやお年寄り、障害のある人や外国籍の人、女性、性的少数者が傷つき殺されている」と指摘しました。
Hideさんは、差別やヘイト表現も性的少数者の存在を脅かしているとし、同性愛カップルは「生産性がない」など人権感覚の欠如した発言や、LGBT法制定に背を向ける保守政党の動きを批判。「ジェンダー平等を掲げる日本共産党、性的少数者の理解者であるたつみさんに、国会で法整備に尽力してほしい」と訴えました。
保育士の女性は、ひとり親家庭への支援や子育て支援策の拡充をと語り、社会格差と貧困を解消し、なんでも自己責任の新自由主義の政治を変えようと訴え。看護師の女性は、ケア労働者の過酷な勤務実態を紹介し、医療・介護職場で働くケア労働者の処遇改善が必要と訴えました。
性犯罪規定抜本改正やジェンダー平等へ
たつみコータロー参院大阪選挙区候補は、参院議員の時に、刑法の性犯罪規定の抜本改正を求めて質問したことを紹介し、「性的同意年齢」が13歳と低い問題を指摘し、被害者に高いハードルを強いる「暴行・脅迫」要件など、性暴力被害の実態に即した改正が不可欠だと強調しました。不同意性交を処罰する法改正や被害者支援強化、LGBT平等法、選択的夫婦別姓制度の実現に全力を挙げると語りました。
宣伝は、府委員会ジェンダー平等委員会責任者の渡部結・党府副委員長が司会を務め、西田さえ子、山本のりこ両参院比例候補が訴えました。
(大阪民主新報、2022年6月19日より)