核共有・防衛費倍増・カジノ推進で矛盾
維新支持者、支持なし層
対話で共産党支持に
参院選で比例5議席絶対確保と、大阪選挙区でのたつみコータロー前参院議員の議席奪還を目指す日本共産党は、維新をはじめ他党を支持する人や「支持なし層」にも働き掛ける活動を強めています。維新が今回掲げている「核共有」や「防衛費倍増」の政策や、「カジノ推進に沈黙」などの姿から、「これまで維新だったが、今度は共産党」になったり、党から働き掛けられた「支持なし層」が共産党への支持になるなど変化が生まれています。
党派超え共産党とたつみへ
たつみ大阪選挙区候補は、「公明党支持者の皆さんも、本当に9条を変えていいのでしょうか。9条を守れという願いは、党派を超えて日本共産党とたつみへ」と訴え。西田さえ子、山本のりこ両比例候補も、「これまで維新を支持してこられた皆さんも、『カジノは大阪にいらん』とお思いの方は、日本共産党とたつみコータローさんへ」(西田候補)、「選挙に行かない。どこに入れるか迷っている皆さんも、ぜひ日本共産党の政策と姿を見て、選択肢に加えてほしい。カジノストップ、大企業から献金を受けない党を」(山本候補)と呼び掛けています。
維新おかしいと感じ共産に
1日、大門みきし・たつみコータロー事務所にボランティアに来た男性は、「橋下さんが何か変えてくれそうだと思って維新に投票してきたが、コロナ対応や維新に批判的な人を排除する姿勢はおかしいと考えて維新は駄目だと思い始め、SNSなどで共産党を知り、たつみさんを応援しようと思って来た」と話したといいます。
大阪狭山市では、維新支持、自民党支持だと思っていた人に初めて党への支持を訴えたところ、期日前投票で共産党に投票したことが分かりました。共産党支持に変わった理由を尋ねると、「前回は『身を切る改革』に期待して維新に入れたが、原発再稼働、軍事費倍増、カジノに反対。共産党は名前もずっと変えていないから」と話したといいます。
私の思いに共感してくれた
3日、女性後援会が大阪市内で行ったシールアンケートで対話した50代の女性は、昨年の総選挙では共産党以外の党に投票。「企業の利益ばかり考えている自民党に任せていたら、日本に未来はない」と怒る女性の声に後援会員がじっくり耳を傾け、党の政策を語る中で、「私の思いに共感してくれた。反自民で今度は共産党とたつみコータローさんに入れる」と話しました。
青年後援会のシールアンケートで「軍備拡大はしょうがない」と話していた学生は、学費値下げへの強い願いを持っていたことから、後援会員が「軍事費倍増になるとその願いはつぶされる」と話すと、まるわかりパンフを受け取り、「読んで考える」と返事が返ってきました。
(大阪民主新報、2022年7月10日より)