おおさかナウ

2022年09月10日

あかん!大阪カジノ
夢洲カジノはありえない計画
おおさか市民ネットワーク代表 藤永延代さん

 

夢洲は埋立地 「島」ではない

 私は8月31日、「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」の皆さんと上京し、国に対して大阪のカジノ誘致計画を公正・厳正に審査し、認可しないよう求める請願書を提出しました。
 国との意見交換で、私はカジノ予定地である夢洲の資料を示して説明しました。夢洲は淡路島などの「島」ではなく、埋め立て地。夢洲1区は廃棄物の最終処分場で、埋め立てた焼却灰は860万㌧で、現在も受け入れ中です。ダイオキシンやPCBなどの有害物質のかたまりで、立ち入り禁止区域です。ところが一部は万博の予定地です。
 2区は万博、3区はカジノの予定地で、しゅんせつ土砂や建設残土の埋め立て地です。埋め立て量を増やすための地盤改良をしただけで、高層建築物を造るなど想定外。IR推進局のボーリング調査でも、超軟弱地盤だと分かっています。
 カジノ施設やホテルを造れば地盤沈下は必至。大阪市が土壌対策で投入する790億円には、地盤沈下対策は入っていません。カジノ事業者に地盤沈下対策を求められると、市民の負担は底なしです。

夢洲の資料を必ず届けてよ

 国側は私の資料について「今まで見ていない。審査委員会の委員に配布する」と明言しました。意見交換には日本共産党の宮本岳志衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員、れいわ新選組の大石晃子衆院議員も同席。国会議員の前で約束した通り、審査委員に届けていただきたい。夢洲カジノは認可してはいけません。

(大阪民主新報、2022年9月11日号より)

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