要求実現、よりよい未来へ
語り合い、力を合わせて
「18歳選挙権」実現にあたって
17日の参院本会議で選挙権年齢を、現在の20歳以上から18歳以上に引き下げる公職選挙法改正案が全会一致で可決、成立しました。来年夏の参院選から適用されます。これを受けて日本共産党のわたなべ結府青年学生委員会責任者(参院大阪選挙区候補)は次のコメントを出しました。
日本共産党府青年学生委員会責任者参院大阪選挙区候補 わたなべ結
18歳選挙権が実現する来年の参議院選挙で、私が候補者としてお世話になることに感慨深い思いがしています。それは、日本共産党が1922年の結党以来、掲げ続けてきたことだからです。また、私自身が18歳の時に自分の判断で日本共産党に入党したこと、そして民青同盟の活動を通して高校生や学生たちと一緒に活動する中で、18歳にもなると自分自身で考え、意見を持ち、判断する力を備えていると感じてきたことでもあるからです。そうした18歳、19歳になるみなさんが選挙権を得て、より直接的に政治に意見が言えるようになることは嬉しいことです。
いま、安倍政権の「戦争法案」に対して、10代の若者たちも自ら立ち上がり、「憲法守れ」「民主主義守れ」の声をあげ、運動を引っ張る存在として力を発揮しています。6月15日に私が傍聴した参議院の政治倫理・選挙特別委員会では、吉良よし子議員が、こうしたデモで出会った若者が自分と政治との関わりを深めていく過程を取り上げ、ただ単に選挙権の年齢引き下げだけでなく、普段から政治参加できる環境を構築する必要性を訴えていました。
若者の中で政治的関心が低いといわれることには様々な要因があると思いますが、一つは、自分達の生活と政治との関わりが実感できないことが大きいのではないかと思っています。
今回の18歳選挙権の実現を機に、もっと政治について気軽に語り、考え合える雰囲気や場所を日常生活の中につくっていく流れが生まれれば嬉しいですし、日本共産党としても努力をしていきたいと思っています。そして切実な要求の実現のために10代のみなさんとも共に行動して声をあげ、よりよい未来を一緒に築いていくパートナーとして語りあい、力を合わせていきたいです。
(大阪民主新報、2015年6月28日付より)