おおさかナウ

2022年11月19日

暮らし・経済立て直しへ全力
日本共産党が各地で訴え 統一地方選勝利へ奮闘

 来年の統一地方選挙で必ず勝利・前進しようと、日本共産党が各地で演説会や宣伝などを繰り広げています。田村智子党副委員長・参院議員は12日、大阪市淀川区と同市東淀川区で街頭演説。宮本岳志衆院議員は13日、同市住吉区で開かれた集いに参加しました。12・13日には、同党大阪府委員会が3回目の東大阪集中デーに取り組みました。

今こそ「公共」立て直そう
賃上げと消費税の減税を
淀川・東淀川 田村副委員長が訴え

 大阪市淀川区と東淀川区で街頭演説した田村氏は、国政、維新政治を変えるために、日本共産党への支持を呼び掛けました。長岡ゆりこ市議(東淀川区)、みなと隆介市議候補(淀川区)らも訴えました。

長岡ゆりこ候補・みなと隆介候補も

日本共産党への支持を呼び掛ける田村智子副委員長(右)と、長岡ゆりこ大阪市議=12日、大阪市東淀川区内

日本共産党への支持を呼び掛ける田村智子副委員長(左)と、みなと隆介大阪市議候補=12日、大阪市淀川区内

 田村氏は、コロナ禍と物価高で府民が苦しんでいるときに、「カジノにお金を使っている場合ではない」と維新府・市政を断罪。いまこそ公共を立て直そうと呼び掛けました。
 国政問題で田村氏は、日本共産党が「物価高騰から暮らしと経済を立て直す緊急提案」をしたことを紹介。「ためてもお金は腐らないが、一つのところにたまると経済が腐ってしまう」とし、大企業の内部留保のごく一部に課税することなどして賃上げを進めること、消費税を減税することが必要だと述べました。
 自公政権が大軍拡を進めようとしていることを厳しく批判した田村氏は、「軍拡をあおり、核兵器配備、9条改憲をけしかけているのが維新の会。維新の会が、政治の中で果たしている役割をぜひみていただきたい」と訴え。平和を守るための外交をいまこそ行うべきだと話しました。
 田村氏は、戦前、侵略戦争反対、絶対的権力を持つ天皇制廃止、主権在民などを掲げて誕生した日本共産党は戦後、ソ連・中国から武力闘争の押し付けをはねのけて、選挙を通じて議会の多数を得て政治を変えようと努力を重ねてきたと語るとともに、草の根で対話を広げ、政治を変えようという仲間を増やしていこうと訴えました。
 演説を聞いていた自営業の男性(74)は、「とても分かりやすく素晴らしい演説だった。『戦争ありき』という維新の危険性をもっと知らせてほしい」、自営業の女性(72)は「分かりやすく私たちの思いを代弁している。足を運んでよかった。勇気づけられ、頑張ろうと思った」と話していました。

かけがえのない議席守り抜く
府議選集中デーで、うち海氏

訴える、うち海公仁府議=13日、東大阪市内

 府議選東大阪選挙区でうち海公仁府議の議席の絶対確保をと取り組まれた東大阪集中デーでは、街頭宣伝と訪問・対話、ビラ配布・ポスター張りなどを繰り広げ、読者・後援会員への「折り入って」の支援要請や、各地域で全戸配布やローラー作戦が取り組まれました。
 大阪府教委が2024年度の募集停止を決めた府立かわち野高校付近では、住民から「徒歩や自転車で通える地元の高校がなくなるのは不安」「地域にとってなくてはならない学校」との声が寄せられました。
 うち海氏は市内各地を駆け巡り、「定数が5から4に削減された下で、日本共産党の議席の値打ちを語って、必ず議席を守り抜く」と決意を表明し、支援を訴えました。
 「あなたと府政を結びます。このスローガンで、皆さんと力を合わせ勝ち抜きたい」。13日、後援会員の集まりであいさつしたうち海氏は、新型コロナ対策として実現した子ども対象の抗原検査キット無料配布事業など、議会論戦の成果を報告。コロナ第8波とインフルエンザ同時流行が懸念されるとし、医療・検査体制の拡充へ全力を尽くしたいと語りました。
 うち海氏は、大阪カジノ誘致と関西万博に向けた開発計画を巡り、高速道路・淀川左岸線2期事業費が約3千億円と当初計画の3倍に上積みされ、関西万博に間に合わないため、シャトルバス専用仮設道路の建設などの無駄遣いが計画されていると批判。夢洲(ゆめしま)開発を巡る政治家と企業、行政の癒着構図の真相解明が必要と述べました。
 自公政治の混迷ぶりを取り上げ、自民党議員が統一協会と政策協定を結んで、政治をゆがめてきたと指摘。社会保障改悪や物価高など厳しい国民生活の現実に向き合おうとしない政治を変えるため、「強く大きな党」づくりへ力を尽くして奮闘すると語りました。

市民の声届ける「宝の議席」
井上氏5選必ず 宮本衆院議員迎え集い

「集い」参加者の声援に応える(左から)井上、宮本の両氏=13日、大阪市住吉区内

 大阪市議選で、住吉区(定数5)で井上ひろし議員の議席を必ず勝ち取ろうと開かれた「国政と地方政治を語る集い」では、宮本岳志衆院議員が国会報告。統一協会と自民党との癒着、相次ぐ大臣の辞任などで岸田政権が行き詰まりに直面している中、「自民党政治を打ち破り、新しい政治を開く力を日本共産党に与えて下さい」と呼び掛けました。
 夢洲のカジノ用地の賃貸料の不動産鑑定評価を巡る談合疑惑を追及した国会論戦も紹介し、「こんな計画を認可して良いはずがない。国会でも市議会でも追及するために、井上さんの議席を必ず」と訴えました。
 5期目に挑戦する井上氏は、夢洲のカジノ用地の土壌対策に投じる790億円の公金があれば、子育てや教育、災害対策など数多くの施策が実現できると強調。「市民が納めた税金は市民のために最優先で使うべき。市民の声を届ける日本共産党の宝の議席を失うわけにはいかない」と力強く語りました。

(大阪民主新報、2022年11月20日号より)

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