大阪府選挙管理委員会が11月29日に発表した２０２１年分の政治資金収支報告書によると、政治資金パーティーのうち収入が１千万円以上（見込みを含む）である「特定パーティー」の件数は政党支部が４団体４件、その他の政治団体が６団体７件となっています。いずれも自民党で、表では収入が多い上位８団体を示しました。
　最も収入が多いのは自民党大阪府支部連合会のパーティー（21年12月）の５３７２万円で、開催費用を差し引いた利益は４３８２万円（利益率81・６％）。同年10月の総選挙で落選した原田憲治前衆院議員（大阪９区）の政治団体が開いたパーティー（６月と10月）の収入は計２０６０万円で、利益は１６９８万円（利益率82・４％）です。
　ことし７月の参院選で大阪選挙区で当選した松川るい氏の後援会は、特定パーティー（11月）以外に政治資金パーティーを４回（３、６、10、12月）開催。計５回のパーティー収入の総額は２１４４万円で、利益は１４９１万円（利益率69・５％）となっています。
　政治資金パーティーは、企業などがまとまってパーティー券を購入することから「形を変えた企業・団体献金」ともいわれています。

特定政治資金パーティーの収入上位８団体（2021年）

(大阪民主新報、2022年12月11日号より）