2022年12月24日
人工中絶研究の高校生
宮本衆院議員を取材
人工妊娠中絶に配偶者の同意が必要と定めた母体保護法について、女性の権利を侵害していないかを研究している高校生2人が、16日に日本共産党府委員会を訪れ、宮本岳志衆院議員に取材しました。宮本氏は国際的な到達点や国会での議論を紹介しました。
高校生らは大阪教育大学附属高校平野校舎の2年生。同校の「総合的な探究の時間」での研究活動として、大阪の国会議員の1人である宮本氏に、政治家の関心度などを尋ねました。
宮本氏は同法の規定について、「女性の体に対する自己決定権を侵害する、許し難いもの」と述べつつ、「関心のある政治家は少ないが、(法改正に)強固に反対する政治勢力もある」と話しました。同党のジェンダー平等パンフレットを紹介しながら、問題の背景に、明治以降に強化された家父長制の家族観や、女性を安上がりの労働力としたい財界の意向があると話しました。
大阪女性後援会代表委員の長尾ゆりさんも同席し、性教育の遅れや女性国会議員の少なさを指摘しました。
(大阪民主新報、2022年12月25日号より)