大阪市長選挙に臨む態度について
2月10日、日本共産党大阪府常任委員会は次の声明を発表しました。
大阪市長選挙に臨む態度について
2023年2月10日 日本共産党大阪府常任委員会
〇 2月8日、北野妙子氏が「アップデートおおさか」を母体に、無所属の立場で大阪市長選に出馬する会見をおこないました。北野氏は「居心地のいい先進都市」をスローガンにかかげ、「大阪IRには反対」などの主張をのべるとともに、自民党を離党し、政党の推薦を受けず、無所属の立場で臨む姿勢を明らかにしました。
〇 北野氏は2015年、2020年、2回の「住民投票」で大阪市民の良識と共同の側に立ち、テレビ討論ではわが党の山中智子市議とともに、「都構想ノー」の立場で松井市長らと正面から論戦を展開しました。
北野氏の出馬に際し、わが党はあえて独自候補の擁立を見送ります。これは「都構想ノー」をつきつけ、松井市長の「政界引退」をもたらした大阪市民の良識と共同の思いにたったものであり、維新政治を転換するうえでもっとも適切と判断したからです。
〇 北野氏とわが党の間には岸田政権による大軍拡・大増税への態度などでは大きな違いがあり、大阪市政をめぐっても、「都構想」以外の問題ではさまざまな点で政策や立場は異なります。また北野氏自身が政党の推薦・支持を受けない立場を表明しており、わが党として北野氏を「自主的支援」する態度はとりません。
〇 知事選では、わが党としても、「明るい民主大阪府政をつくる会」としても、たつみコータロー元参院議員を先頭に、吉村府政、長きにわたる維新政治の根本転換をはかります。
知事選擁立にあたって、「明るい会」が声明を発表した通り、たつみ氏は、「カジノ反対」をはじめ、旗幟鮮明な政策をかかげ、維新政治との対決点を府民的にうきぼりにでき、府民多数の要求と願いを代表できる候補です。谷口まゆみ氏の出馬によっても、この立場はいささかも変わりません。
たつみ候補を擁し、大阪市内においても維新との力関係を変え、大阪府・市ともに維新政治を打ち破るために総力をあげます。
以上