カジノ中止し府民支える府政に
大型ビジョンカーも登場 たつみ知事候補が訴え
トークライブ第5弾
4月9日投開票の大阪府知事選で、「明るい民主大阪府政をつくる会」の、たつみコータロー予定候補=無所属、日本共産党元参院議員=が11日、217インチ(約8㍍)の大画面を備えたビジョンカーを活用する街頭宣伝をスタートさせました。双方向で府民と対話する「トークライブ」の第5弾。たつみ氏は11、12の両日、大阪市阿倍野区、同平野区、吹田市などで「夢洲カジノを中止し、府民の命と暮らしを支える大阪に」「地域経済を支える中小企業の強みを生かし大阪経済の再生、気候危機打開を目指したい」と府政転換の決意を語りました。
小池書記局長が駆け付け
「守られるべき命を守り、救えるはずの命が救われる大阪をつくりたい」。新型コロナウイルスによる死者数が全国最多の原因に関し、「2022年だけでもコロナ用病床を最も削減したのが大阪だった」と批判。人口当たりの保健所も全国最少で、現場職員の負担軽減が必要だと語り、「大阪市内の保健所は1カ所のみで、あまりに少ない。無茶な病床減らしをストップして、保健所・保健師を増やし、命を守る大阪府政をつくりたい」と語りました。
たつみ氏は、児童虐待対応拡充や正規教員増員、保育士配置の自治体補助、格差と貧困解消、中小企業支援策など重点政策を紹介し、「ギャンブル依存症を増やし、大阪経済を沈下させるカジノは大阪には要らない」と強調しました。
「貧困解決へシングルマザーに養育費が支払われるよう行政対応が必要では」「災害時の避難場所でもある地域の公園スペースが減少している」「道路の白線が消えていて困っている」など、多彩な意見や質問が寄せられました。
「維新政治で街路樹や公園樹木が次々と伐採、撤去されている」との不安の声に、たつみ氏は「行き過ぎた商業化によって、大切な憩いの空間が失われてはならない」と即答し、公園管理業務の民間委託を背景に、樹木伐採や商業施設新設が進められたと指摘。「府民・市民本位の公園管理のあり方に転換すべきだ」と語りました。
トークライブには、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員が激励に駆け付けて、大阪の保健所は全国平均の半分で、コロナ死者は全国平均の2倍に上ると指摘。「生活と健康を守る会職員として、一番つらい思いをしてきた市民と一緒に貧困解消、暮らしを支えようと頑張ってきたのが、たつみさん。熱い思いを持って大阪春の陣で知事選に挑むたつみさんを、みんなの力で押し上げて、命と暮らし優先の大阪を実現しよう」と呼び掛けました。
訴えを聞いていた女性は、「たつみさんは党派を超えて応援できる候補者だと思う。維新府政を変えるため頑張りたい」と語り、20代の男性は「教育、福祉、環境対策など府政をこう変えるんだというビジョンが明確だと感じた」と感想を話していました。
(大阪民主新報、2023年2月19日号より)