たつみ知事候補押し出し「つくるパンフ」できる
「つくるパンフ」で対話広げ
告示3月23日までに勝利の流れを
府知事選の告示(3月23日)まで1カ月を切りました。「明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)」は、たつみコータロー元日本共産党参院議員を候補者に擁立し、府民各層との対話や街頭宣伝などに取り組んでいます。明るい会の有田洋明事務局長に、選挙戦を巡る様相や、このほど発行した「#たつみコータローとつくるパンフ(つくるパンフ)」の狙いなどについて聞きました。
明るい会・有田洋明事務局長に聞く 対決の構図は 維新VS府民
――たつみ候補の出馬表明は1月7日。この間の取り組みや手応えは。
有田 第1弾の機関紙(約300万部)の発行や、毎週土曜日の「街頭トークライブ」や「大型ビジョンカー」の運行、毎週火曜日の「たつみコータローほっとカフェ」のユーチューブ配信などで、府民各層と双方向の対話を重ね、「カジノよりコロナ対策」「命と暮らしを守れ」などの主張を掲げ、支持・共感を広げています。
――吉村洋文知事が再選を目指し、大阪芸術大学客員准教授の谷口真由美氏が、「非維新」の立場で「アップデートおおさか」から出馬表明しました。
有田 「カジノ誘致にきっぱり反対」を掲げる、たつみ候補と、「住民投票で決める」という「アップデートおおさか」の政策に違いはあるものの、知事選は全体として「維新政治VS大阪府民」の対決構図が浮かび上がりつつあります。その中で、たつみ候補の旗幟鮮明な論戦を通じて、維新政治の転換を望む府民多数の声と要求を結集できる可能性を、一歩一歩切り開いています。
大阪の自民党がストレートに「カジノ賛成」と言えなくなってきたのは、この間の府民の声と、明るい会やカジノに反対する大阪連絡会などの運動の力があるからです。たつみ候補の論戦と明るい会の宣伝・組織戦の展開で、歴史的勝利を勝ち取ろうではありませんか。
維新が語らぬ 問題があらわ
――維新陣営は府議・大阪市議候補を大量に擁立し、大阪市内でのタウンミーティングで、吉村氏や松井一郎市長が連日のように訴えています。
有田 中身は、もっぱら「教育費無償化」「府市一体で財政立て直し」の自慢と、相変わらずの「自共相乗り」攻撃。一方で、維新がまともに語らない、語れない問題があらわになっています。
維新は、岸田政権の大軍拡・大増税を「防衛費GDP(国内総生産)比2%は国際標準」と礼賛し、「核共有」まで叫びますが、街頭では一言も触れられません。
新型コロナで大阪が全国最悪の感染死者を出しているのに、実態も対策も語りません。
カジノ問題で吉村氏は「争点になっていい。われわれは何度も選挙で訴えてきた。今回も」と言いながら、「カジノ」の「カ」の字も語れません。
こうしたやり方を、維新の「致命傷」にするところまで追い詰めたい。メディアも知事選の討論番組を企画しつつあります。「明るい会」が作成する重点政策、「たつみマニフェスト」を力に、本格的な政治論戦を展開します。
府民の要求に かみ合わせて
――「つくるパンフ」を発行した狙いは。
有田 「つくるパンフ」は「紙上トークライブ」の形をとり、府民各層の要求と声にかみ合わせながら、たつみ候補のビジョン・政策を打ち出しています。見開きごとに「かえる」「すすめる」「とめる」の構成で、維新政治への批判にとどめず、「たつみ知事」になれば大阪がどうなるかという展望と対案を太く示しました。B5判8ページで気軽に読め、府民にお勧めできます。「#たつみコータローとつくる輪」を大きく広げようと150万部発行しました。
明るい会常任幹事会は、告示までに勝利の流れをつくり出そうと、すべての構成団体・地域連絡会に、「200万対話」を呼び掛けました。その決定的な力が「つくるパンフ」。つながりや小集会などを生かして広げるとともに、街頭でも対話しながら普及する末広がりの運動にする中で、「維新支持層」「無党派層」にもどんどん働き掛け、「知事には、カジノより命と暮らしを守る、たつみコータローを」と声を掛け尽くしましょう。
(大阪民主新報、2023年2月26日号より)