2015年08月23日
第2回会合が流会「大阪会議」
定足数に満たずに
府と大阪市、堺市の首長と各議会議員が大阪全体の広域行政課題などについて話し合う「大阪戦略調整会議(大阪会議)」の第2回会合が13日、大阪市役所内で開かれましたが、定足数を満たさず流会しました。
大阪会議は、大阪市の住民投票(5月)で「大阪都」構想にノーの審判が下ったのを受け、自民党が府・大阪市・堺市の各議会に設置条例を提案し、維新を含む賛成多数で可決されたものです(日本共産党は反対)。府知事、大阪・堺の両市長、各議員9人の計30人で構成しています。
7月に開かれた初会合では、大阪市の橋下徹市長(大阪維新の会代表)らが大阪会議の目的は「『大阪都』構想の対案」であることを規約に明記するよう繰り返し主張し、議論が紛糾。規約や今後の議論の進め方などが決まらないまま終了していました。
その後、自民党府議団が会議の議決方法を一部変更する条例改正を行うために臨時府議会の開催を要求しました。
一方、大阪会議の今井豊会長(維新府議)が第2回会合の開催を通知し、自民党、日本共産党が反発していました。
会議の成立には3自治体の委員(各10人)の3分の2以上(各7人)以上の出席が必要ですが、第2回会合には自民、日本共産党の議員と、堺市の竹山修身市長が欠席し、定足数を満たしませんでした。
(大阪民主新報、2015年8月23日付より)