おおさかナウ

2023年03月11日

知事選告示(23日)目指し
宣伝と対話・支持拡大を飛躍させ
「130%の党」の中間目標達成を
日本共産党府委員会がアピール

 統一地方選のスタートとなる府知事選の告示(23日)が迫る中、日本共産党大阪府委員会(柳利昭委員長)は2日、第8回府委員会総会を開き、アピール「たつみさん先頭に維新政治転換のたたかいを広げ、議員選挙の勝利・前進を必ず!全支部が『手紙』の返事を出し、平和の党の大攻勢をかけながら、知事選告示を目指して宣伝と対話・支持拡大を飛躍させ、『130%の党』への中間目標をやりぬこう!」と発表しました。
 大阪府党組織は、1月の第7回中央委員会総会(7中総)が呼び掛けた、第28回党大会比で「130%の党」づくりと統一地方選勝利を目指す2月末までの「2つの大仕事」に全力を挙げてきました。
 アピールは「『130%の党』をつくるための全党の支部・グループへの手紙」の討議と「返事」を書く取り組み、全後援会員に「折り入って作戦」の訴えをやり抜き、この中で党勢拡大と選挙勝利の大波をつくる活動の中で、新たな活力や前進が生まれているとし、掲げた目標の達成へ活動の飛躍をつくり出そうと呼び掛けています。
 知事選では、明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)の、たつみコータロー候補が「街頭トークライブ」などで双方向の直接対話に取り組み、「カジノではなく、命と暮らし最優先の新しい府政を」との訴えに熱い共感が広がっているとしています。
 「アップデートおおさか」から谷口真由美氏が出馬表明したことを巡り、「カジノ誘致にきっぱり反対」のたつみ氏と、「住民投票で決める」という「アップデートおおさか」の政策には違いがあるが、大阪の自民党なども「このままカジノに突き進むのは駄目だ」と言い出していることには、カジノ反対の府民多数の声と、この間の運動の力が示されているとしています。
 知事選では「維新政治VS大阪府民」の対決構図が浮き彫りになりつつあり、この中で、たつみ氏の維新政治転換の明確な訴えが論戦をリードし、政治を変えたいという府民の願いを励ましていることが重要だと指摘。谷口氏との違いをことさら強調したり、非難する必要はなく、共に維新を追い詰め、打ち破るとしています。
 大阪市長選では「アップデートおおさか」から出馬表明した北野妙子氏は、2回の住民投票で「都構想ノー」の立場で奮闘した人物で、大阪市をよくする会や党府委員会は独自候補の擁立を見送りました。北野氏とは「都構想」以外の問題では政策も立場も違うことから、「自主的支援」の態度はとらないが、事実上の「候補者一本化」になるとしています。
 その上で、知事選では府民多数の声と要求を代表する、たつみ氏の論戦で維新を追い詰め勝利を目指し、大阪市長選では市民の良識と共同の力を発揮して、共に維新を打ち破ろうと呼び掛け。明るい会が発行した「つくるパンフ」を学習し、手渡して対話を進めることなど、告示日を目指す「200万対話」で、たつみ支持を大きく広げようと呼び掛けています。
 議員選では、府議会の定数削減に加え、維新が大阪市議選の5人区で3人、3人区でも2人など候補者を大量に擁立して様相が激変し、大激戦になっていると指摘。現状の取り組みでは府議選、大阪市議選共に議席空白の危険があり、堺市議選でも現有議席を割り込む状況があると率直に指摘しています。
 同時に、維新政治ときっぱり対決し、住民要求実現に献身する日本共産党への新たな期待や信頼も生まれていると強調。こうした変化をくみ尽くし、府議選の吹田と東大阪の宝の議席、大阪市議選の城東、住吉、淀川、東淀川の現有議席、堺市議選の現有議席を必ず守り抜き、新たな議席獲得を切り開くために力を尽くそうと訴えています。
 アピールでは、たつみ氏の希望を広げる論戦を確信にするとともに、議員選挙の厳しさを直視し、7中総決定が示した「3つのカギ」①岸田大軍拡への平和の大攻勢、物価高騰への抜本策など国政での党の値打ちを語る②大阪の党議員団の抜群の実績と値打ちを、有権者に広げ抜いて勝利を開く③強く大きな党をつくりながら、選挙勝利を目指す新しい挑戦を成功させる――を貫くことを提起。知事選告示を目指す必勝作戦を飛躍させようと呼び掛けています。

(大阪民主新報、2023年3月12日号より)

月別アーカイブ