おおさかナウ

2023年04月14日

清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
一皮むけた活動で勝利を

 

 カジノストップ、教育や保育環境の充実、医療と公衆衛生の立て直し、グリーンニューディールの推進など、たつみコータロー知事候補のかかげた政策は、府民の大きな共感を得ました。カジノストップの論陣を張ったコータロー候補と明るい会の運動は、争点化を避けた維新候補が、「依存症対策をやる」「カジノの面積は3%」と、言い訳せざるを得ないほど追いつめました。夢洲のカジノ用地を不当に安く鑑定評価した疑惑についても最後まで説明を避けた吉村知事。ダブル選挙で彼らが勝利したことをもって、カジノが民意を得たことにはならないのです。引き続きカジノストップの運動を続けていくと決意を述べたコータローさん。本当に頼もしい。
 敗因に「テレビ討論会の開催がもっとあれば」とも。全国最多の死亡者を出すなど、なりゆきまかせのコロナ対策に終始しながらも、連日テレビに出ることで現職知事の「よくやってる感」が有権者に浸透していたことは否めません。私たちの政策や維新政治のひどさを広く伝えていくためには、一皮むけた活動スタイルが求められているのかも。厳しい状況の中でも歯を食いしばって勝利をもぎ取った、石川たえさん(府会・吹田市)や山中智子さん(大阪市会・城東区)の選挙運動から教訓を引き出したい。
 一皮むくといえば、たけのこ料理が食べたい季節ですね。下ゆで処理は少し面倒ですが、お米を入れた炊飯器にお酒、しょうゆ、みりん、白だしを適量加え、たけのこを一緒に炊き上げます。後半戦に備えて腹ごしらえです。(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は5月21日付に掲載)

(大阪民主新報、2023年4月16日号より)

月別アーカイブ