交野市議選9月6日告示
戦争法案廃案の願いをこの党へ
共産3候補先頭に全力
交野市議選(定数15)が9月6日告示、同13日投票で行われます。日本共産党の中上さち子(61)、さらがいふみ(42)=以上現=、藤田まり(30)=新=の3候補は、「戦争法案廃案の願いを日本共産党へ」「命と暮らしを守る交野市政に」と現有3議席確保を目指して奮闘しています。
暮らし守る交野市政に
交野市内の食品スーパー前。「国会審議を伝えるニュースが気になる」と語った女性(64)は、「日本が戦争する国になるのは反対です。暮らしと平和を守ってくれる候補者を選びたい」と語りました。
特売チラシを手にした女性(73)は、「350円のお弁当を2回に分けて食べています」。減額が続く年金は月額6万円。「これ以上どこを切り詰めたらいいのか」と打ち明けます。
「子どもたちが健やかに育つ平和な社会を実現してほしい」。大学生から小学生まで4人の子どもを育てる母親(45)にとって、ぜんそくなどの治療費は悩みの種。「7月から子どもの医療費助成制度の対象が中学卒業まで拡充されて喜んでいます。市民の願いを届けてくれる共産党にもっと頑張ってほしい」
日本共産党交野市委員会が実施した「市民アンケート」には、7月までに510人が回答を寄せ、「暮らし向き」を尋ねる設問に約7割が「苦しくなった」と回答しました。原因は「消費税増税」が第1位で、物価上昇、年金減少、国保・介護保険料引き上げ、医療費増などと続きます。
交野市では財政健全化などを理由に、人件費抑制や住民サービス削減を進めた結果、12年連続の黒字会計となり、積立基金は14年度決算で約2億円増の50億円になる見通しです。
日本共産党は、市民サービ向上と暮らしを守る施策充実のため、必要以上にため込んだ基金の有効活用を主張。2億円の財源があれば、高すぎる国民健康保険料を1人当たり1万円引き下げできると試算。高齢者や障害者らの交通手段として喜ばれている無料の「ゆうゆうバス」をめぐっては、1台減便によって「バス停が遠くなり利用をあきらめた」「満員で乗車できなかった」などの事態になっています。
日本共産党は昨年、「ゆうゆうバス」を増便する予算の修正案を独自に提案(自民・公明などの反対で否決)。1千万円の財源でバス1台が増便できると繰り返し議会で主張、誰でも利用できるコミュニティバス実現など交通施策の充実を提案しています。
子どもの医療費助成制度で同市は今年7月、小学6年までだった通院時の助成を中学卒業までに拡充。日本共産党は「中学卒業までの助成拡充を求める」署名を住民と一緒に取り組み、議会で対象拡充を求め続けてきました。「さらに子育てしやすい交野市に」と18歳までの医療助成実現に加え、子どもの遊び場づくり、保育所待機児童の解消、少人数学級の拡充などの政策を掲げています。
市議選は20人前後による大激戦の様相。日本共産党の3候補は、「市議選勝利で戦争法案への審判を下そう。市民の願いを市政に届ける3議席を必ず確保しよう」と宣伝・対話、支持拡大に全力を挙げています。
(大阪民主新報、2015年9月6日付より)