2023年05月13日
9条を若い世代に
大阪総がかり集会に5千人
憲法施行から76年を迎えた憲法記念日の3日、大阪市北区の扇町公園で、「輝け憲法!平和といのちと人権と! 5・3おおさか総がかり集会」(主催・おおさか総がかり行動実行委員会)が開かれ、約5千人が参加しました。
「安保3文書」の閣議決定は違憲
開会あいさつで、大阪憲法会議の丹羽徹さんは、「憲法9条を守れの声を強め、憲法の精神を広げる運動をさらに進めていこう」と呼び掛けました。
新外交イニシアティブ(ND)代表で弁護士の猿田佐世さんがメインスピーチし、「安保3文書」閣議決定は違憲だと述べ、敵基地攻撃能力保有や軍事予算2倍化を進める岸田政権を厳しく批判。非戦、軍隊の放棄と武力以外の方法による紛争解決を定めた憲法9条の強い影響力を指摘し、「必死の努力で平和憲法を若い世代につないでいこう」と呼び掛けました。
いまこそ市民と野党が団結して
日本共産党の宮本岳志衆院議員、立憲民主党の森山浩行衆院議員、社民党の大椿裕子参院議員、れいわ新選組の大石晃子衆院議員がそれぞれあいさつ。宮本氏は、「軍拡財源確保法案」など安保法制に関わる悪法を押し通そうとする岸田政権を批判。「今こそ市民と野党が団結し、平和と憲法を守り抜こう」と訴えました。
三味線とギターのボーカルデュオ「アカリトリバリ」が演奏し、各分野の市民がリレートークしました。「とめよう大軍拡」「いかそう憲法」のポテッカーを参加者全員で掲げてアピールし、集会後、3つのコースに分かれて大阪市内をパレードしました。
日本共産党の清水忠史前衆院議員、辰巳孝太郎元参院議員も参加しました。
(大阪民主新報、2023年5月14日号より)