おおさかナウ

2023年06月17日

清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
料理も運動も活発に!

清水 ただし(53)前

 政府は「本当の難民はいない」として、非正規滞在の外国人を早期に送還する必要があると入管法改悪法案を強行しました。しかし、国会審議が進むにつれ、まともな難民審査がされていないことが明らかに。私も調査した大阪入管では、酒酔い医師による診療が昨年10月から問題になっていたのに、国会や国民に隠ぺいしていた事実も判明したのです。
 立法事実が総崩れになったにもかかわらず、数の力で法案を押し通した自民、公明、維新、国民はまさに「悪政四党連合」の名がふさわしい。法案阻止をと大阪でも連日、支援団体や弁護士のみなさん、市民が街頭宣伝。6月7日夜は大阪駅前で300人が「入管法改悪反対」「命を守れ」と声をあげました。
 法案は成立しましたが私たちはおとなしくしている必要はありません。国際水準にふさわしい難民行政への改善を求め、「活発」に運動しましょう。
 イタリアの漁師飯「アクアパッツア」をご存知ですか。イタリア語でアクアは水、パッツアは暴れるの意味で、油をひいたフライパンに水分を入れると爆発的な沸騰がおきることからその名がついたと言われています。塩胡椒した白身魚の切り身をにんにくと一緒にオリーブオイルで皮目からフライパンで焼き、身の部分も焼いたら一度取り出します。フライパンに半分に切ったプチトマト、あさり、きざんだパセリを入れ、白ワイン、オリーブオイル、バターを加え煮詰めます。魚を戻してスープと絡めたら活発な料理の完成です。(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は7月16日付に掲載)

(大阪民主新報、2023年6月18日号より)

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