科学的社会主義の本格的学びを
日本共産党府委員会 オンライン学習会を開催
党中央政策委の谷本氏が講演
日本共産党大阪府委員会が11日、同党中央委員会政策委員会の谷本諭氏を講師に、同党の理論的基礎である科学的社会主義をテーマにしたオンライン学習会を開きました。府内の地区委員会で活動する30~50代の「真ん中世代」地区委員が参加し、講演を受けて交流しました。
谷本氏は、ブックレット『科学的社会主義Q&A』(民青同盟中央委員会)をテキストに講演しました。同書は日本共産党の志位和夫委員長が昨年4月、民青同盟の学生オンラインゼミで行った講演をまとめたもの。「科学的社会主義の『科学的』とは何か」など、事前と当日に寄せられた12の質問に志位氏が答えています。
「この本は体系だったテキストではないが、科学的社会主義の本格的な学びのきっかけにしてほしい」と谷本氏。12のQ&Aの主な内容に即して、自らの体験や関連する資料などを紹介しながら解説しました。
「弁証法とは何か」のQ&Aを巡って谷本氏は、同党第8回中央委員会総会が示した「政治対決の弁証法」に言及しました。谷本氏はマルクスの著作『フランスにおける階級闘争』を引用し、革命は「結束した強力な反革命」を生み出し、革命勢力はそれとたたかうことで「ほんとうの革命党に成長する」と強調しました。
谷本氏は「岸田政権の個々の失政にとどまらず、国民をないがしろにする政治に深い怒りと不満が沸騰している情勢だ。日本共産党が組織的な実力づくりにエネルギーを集中し、『結束した強力な反革命』を打ち破る強力な革命政党に生まれ変わる時だ」と語りました。
参加者からは「たたかいの中で反革命を生み出し、その中でまた私たちが力をつけていくことが大事」「日頃の課題に追われがちだが、そういう時こそ理論の学習が必要だとあらためて感じた」などの感想が寄せられました。
(大阪民主新報、2023年8月27日号より)