岸田自公政権の暴走止め、
カジノ・万博中止、維新政治転換を
大阪革新懇堺市民懇 市民と立憲野党が共同街宣
「岸田自公政権の暴走を止める!カジノ・万博・維新政治を転換!」と市民と立憲野党の共同街宣が7日、堺市の中百舌鳥駅ロータリーで行われました。大阪革新懇と堺市民懇が主催したもの。
命を削ってきた〝身を切る改革〟
宣伝では、新たに大阪革新懇代表世話人になった村上史好・元立憲民主党衆院議員があいさつ。「市民の生活が苦しくなってきたのに、自公政権は国民に一層負担を求めようとしている」と告発。大阪・関西万博とカジノに巨額の税金が使われようとしていることも批判し、「身を切る改革と言いながら、公務員、保健所職員を減らし、コロナで医療崩壊を起こし全国ワースト1にして命を削ってきたのが、維新政治の本質だ」と指摘し、「誰もが安心して平和に暮らせる社会を、市民と立憲野党が力を合わせてつくっていこう」と呼び掛けました。
米国兵器を爆買いする岸田政権
小学校に子どもを通わせている岸上真理子さんは、維新の永藤堺市政が、学習に不安のある子どもが誰でも利用できた放課後マイスタディ事業を廃止し、中学校区内で教員を共有する「学校群」で、先生不足を安上がりに解消させようとしていることを批判。
堺市民懇世話人で図書館問題を研究している巽照子さんは、「岸田政権はアメリカの武器を爆買いし、吉村府政はばくち場を建設」と批判し、「立憲主義の回復と市民と野党の共闘を広げ、子どもたちに未来ある社会を手渡したい」と述べました。
法律さえ捻じ曲げてカジノ推進
大阪革新懇代表世話人で、カジノ問題を考える大阪ネットワーク代表を務める桜田照雄・阪南大学教授は、松井一郎元知事の一声で夢洲での万博・カジノ開催が決まり、際限のない税金を投入し、法律をねじ曲げてまで労働者を働かせて強行しようとしていることを批判。「声を広げて万博カジノを止めよう」と呼び掛けました。
ジェンダー平等の視点ない維新
大学院生の井戸佳南子さんは、維新議員が「常に選挙を考え政治活動できる女性は少ない」とし、女性の選挙や政治への参加を否定する発言を行ったことを紹介。「子育て支援や介護負担軽減などと言っているが、性別役割分業の問題など、なぜ女性が選挙戦に関われないかに目を向けてくれる議員を応援したい」と語りました。
共闘で命と暮らしを守る政治に
立憲民主党の森山浩行衆院議員は、「国民のための政策を考えるのが政治家の仕事。皆さんと一緒にしっかり手をつないで、ネットワークを広げていきたい」と語り、日本共産党大阪17区国政対策委員の沢田くみ子さんは、「国民の暮らしを温める政治の実現は待ったなし。大阪・関西万博はきっぱり中止するべきだ」と述べ、「市民と野党の共闘で、命と暮らしを守る政治を実現させよう」と述べました。
通りがかりの人が次々足を止め、万博問題の話題になるとうなずく人、「大阪万博はやめたらどうですか」と声を上げながら通り過ぎていく人も。自転車を止めて聞いていた60代の女性は、「市民が望んでいない万博に税金を使うのはおかしい」と話していました。
(大阪民主新報、2023年10月15日号より)