おおさかナウ

2023年11月25日

学んだこと生かせそう
「若者タウンミーティング」で入党
若者の願い・疑問に志位氏が丁寧に

 日本共産党の志位和夫委員長が若い人たちの願いや疑問に答える「若者タウンミーティングwith志位和夫」が18日、東京都内で開かれ、ユーチューブで配信されました。大阪をはじめ各地で視聴会が行われました。
 志位氏は、ガザ情勢、高学費問題、ジェンダー、日本の未来などを巡って、若者から寄せられたさまざまな質問に、資料も示しながら丁寧に答えました。
 大阪では視聴した青年が2人、日本共産党に入党を決意し、1人が民青同盟に加盟しました。
 入党した2人はいずれも民青同盟員。そのうち1人は学生で、感想交流では、「高学費と低賃金の問題が気になる」と語り、入党の働き掛けには、「民青で活動してきたことが大きいけれど、学んだことが生かせそう。教育のことにも興味がある。医療・介護・保育は絶対欠かせないもの。変えていけたら」と語り、決意しました。
 民青に加盟した青年は食糧支援の活動でつながった大学生。食料支援を利用する中でボランティアで手伝うようになり、タウンミーティングを知らせたところ参加しました。
 視聴後の感想交流で学生は、「共産党のことは全然知らず、インターネットの情報で偏った見方をしていた。ガザの問題では、どうして戦争が続いているのか考えていなかったし、外国の遠くに住んでいる自分たちが口出しするのはよくないと思っていた」と語っていました。
 加盟を働き掛けられると、「組織に入るのは」とためらっていましたが、「民青では何でも言いたいことが言い合え、関心のあることを学べる。興味があるなら一度やってみよう」という訴えに、加盟を決意しました。

共に政治変えていきたい
木津川南地区の視聴会

志位委員長が多彩な疑問に答える「タウンミーティング」を視聴する青年たち=18日、大阪市住之江区内

 「国連憲章と国際法を守るという一致点での協力が、平和の力だという志位委員長の話に共感した」。木津川南地区委員会での「若者タウンミーティング」の感想交流で、20代男性はそう話し、「恐怖で相手を押さえつける『抑止力』で真の平和は構築できないし、地球上から戦争をなくすことはできないと確信できた」と語りました。
 大学2回生の男性は、「志位さんの話を聞き、日本共産党への偏見があったことに気付かされた。特に自民党政治に対する冷静な分析を聞き、長期の政治経験に基づき、日本の政治問題を解決しようとしているのだと理解できた」と話しました。
 30代男性は、「『自分のやっていることに、深いところから自信を持つことが大事』との志位さんの話に勇気付けられた。私の周りには現に困っている人が多くいる。手をつなぎ、一緒に声を届けて政治を変えたいと思った」と語りました。
 「日本の学費はあまりに高く、それが受益者負担というむちゃくちゃな理由で正当化されているのはおかしいと思った」との感想もありました。

「若者タウンミーティングwith志位和夫」の感想より

今の政治より社会主義・共産主義が魅力的
「安全保障のジレンマ」 軍拡を止めるべき
私自身も社会変える一員として奮闘したい

 「若者タウンミーティングwith志位和夫」に寄せられた感想の中から一部を紹介します。

〇人と違うことがいけないことだと一つのものさしで私たちを見る今の政治よりも、一人一人のできることや可能性を大事にする社会主義、共産主義の方がとても魅力的に感じます。〝それが社会の当たり前だから〟という声が取り巻いている日々ですが、まず、その当たり前は誰によってつくられたのかを考え、疑問を口にし、周りの人たちと話すことからはじめたい。
 社会は変わらないと諦めさせられている私たちにとって、たくさんの気づきを得られるこのような機会は希望であり、これからの励みになります。人間らしく生きることが何よりも大切であることを改めて感じると共に、それが大事にされる社会に向かうために、私自身も豊かに学びながら頑張っていきたいです。

〇最低賃金や学費の高さなど、今の状況を放置した状態で行われるのは、「抑止力」という軍事力拡大。国を守るための軍事力拡大なのだろうが、それが「安全保障のジレンマ」となり、「抑止力」どころか他国との衝突を引き起こしかねない。改めて、軍事力拡大を止めるべきだと思った。

〇ガザの問題や気候危機などに心を痛めています。たくさんの人の命、たくさんの子どもの命が失われていることや、人間の都合で環境が破壊されている看過できない問題であることに加えて、たった一人では抵抗し難い巨大でよくないパワーを感じるからです。志位さんが「〝なぜ?〟と問うてみることが大事」と話してくれて、少し自由になれた感じがしました。

〇日本共産党がめざす社会(共産主義社会)こそ、みんなが、自由に豊かに安心して暮らせる社会だと思います。早く実現することを願い、私自身も社会を変える一員として奮闘したいと思います。

〇「戦争、生活問題、差別、教育」など様々なテーマから、いろんな考えや歴史的背景について改めて学べてよかった。教員を目指しているので、「教育」の点には、非常に関心が湧いた。最後の日本は変わるか?否か?という観点についても、自分的には中立の体制をとるが、未来的には日本は変わると思っているので、自分たちや共産党全体、市民と野党が連携して、これからある総選挙に向けて頑張りたい。今の社会主義の隆盛や社会情勢について学生や若い人たちは細かく知らないので、今度は自分が伝授し理解してもらうよう、努力したいと思う。

(大阪民主新報、2023年11月26日号より)

 

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