おおさかナウ

2024年01月27日

国民的大運動と強大な党づくりへ
第29回日本共産党大会の報告会開く

第29回党大会の報告をする駒井氏と園部氏=20日、大阪市内

 日本共産党第29回党大会の報告会が各地で開かれる中、党大阪府委員会は20日、大阪市内で府直属支部・グループを対象にした報告会をオンライン併用で行いました。大阪から代議員として大会に参加した駒井正男府書記長と、民青同盟グループの園部真拓・民青府委員長が報告しました。
 駒井氏は、自民党政治への国民的批判が大きく高まる中、党大会は、「自民党政治を終わらせ、希望ある新しい日本へ、国民的大運動を起こそう」「強く大きな党を築き、日本の夜明けを拓こう」と呼び掛け、大会決議を採択し、新しい中央委員会を選んだことを報告しました。
 党大会決議案の討論を受けた全面的な解明は中央委員会報告で行われ、中央委員会あいさつは、その中心点として、①東アジア地域の平和、②日本の政治の行き詰まりの打開、③党建設の歴史的教訓と大局的展望、④社会主義・共産主義の意義――の4点を解明したと紹介しました。
 駒井氏は、大会に寄せられた感想の特徴として、①東南アジア3カ国訪問でつかんだASEAN(東南アジア諸国連合)の努力の最新の到達点、党の「外交ビジョン」の発展方向が、新鮮に躍動感を持って受け止められているとともに、「党勢の後退をもっと解明してほしい」の声に応えた「党建設の歴史的教訓」が解明されたことが歓迎され、党建設への新たな意欲が広がっていることを挙げました。
 討論では、新しい党建設の目標への党づくりの豊かな教訓と開拓について語り合ったとし、支部が足を踏み出せば「130%の党」へ前進できる支部の経験や、地区委員長の姿勢が支部を変える地区の経験、青年・学生代議員の発言が感動を呼んだことなどを紹介。「人間の自由」について展開した党の未来社会論が、党の大きな魅力となり、労働者や現役世代にも響くことや、自覚的民主勢力の強化と統一戦線の発展についても業者、女性、革新懇運動を通して語られたことを報告しました。

私たちの活動歴史を前に

 駒井氏は、元党員の除名処分の再審査請求却下についての経過を報告しました。
 最後に、第30回党大会と総選挙を目指して、「政策と計画」を補強し、目標と計画を決めること、1月からたたかいと後援会活動、党勢拡大と党生活確立・一大学習運動に踏み出すことを呼び掛けました。
 29歳の園部氏は、「人生初の党大会」に参加。感想を3点にわたって述べました。
 一つは、平和な社会をつくる前向きな流れが存在していることや、日本共産党が国際情勢の中で果たしている役割を感じたとし、「自分たちの活動の一つ一つが歴史を前に進めていると実感し、もっと大きくしていくために力を発揮していきたい」と語りました。
 二つ目には、党の未来社会論が青年にも現役世代にも響くことが発言の中でも紹介され、自分自身も実感してきたとし、「決議を学べば学ぶほど展望を広げていくことができると感じた」と述べました。
 三つ目は、「多数者革命の立場で、大きな役割を発揮している党の魅力やすごさを実感した」とし、「地域住民の要求実現や国政上のたたかいなど、あらゆる運動やたたかいの中心に日本共産党がいることを実感した。僕たち一人一人が理論的にも精神的にも強くなり、草の根で力と役割を発揮していくためにも、党勢をもっと大きくしていく必要がある」と語りました。

(大阪民主新報、2024年1月28日号より)

 

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