日本共産党府委第83回府党会議
党の役割・歴史・未来社会論広げ
希望持てる日本・大阪つくろう
代議員の討論から
日本共産党大阪府委員会が18日、大阪市内で開いた第83回府党会議では、柳利昭府委員長の府委員会報告を受けた討論で、20人の代議員が発言しました。
衆院近畿比例候補(大阪4区重複)の清水ただし前衆院議員は、自民党政治が行き詰まる中で、スクープを連発する「しんぶん赤旗」や党の経済再生プランなどに期待と注目が集まっているとし、「日本共産党の役割を正面から訴え、総選挙で比例での前進へ力を合わせよう」と語りました。
復旧復興のためにも万博中止を
衆院近畿比例候補の、たつみコータロー元参院議員は、維新の最大のアキレス腱は万博・カジノのごり押しだとし、「能登半島地震の復旧・復興のためにも万博中止を」と訴え。「維新の実態を丁寧に知らせて、『改革』の幻想を取り払い、自民党政治を変えられる本物の改革政党は日本共産党だと伝えよう」と話しました。
石川たえ府議は、昨年の統一地方選では大きな支援で、府議会の宝の議席を守り抜けたと報告。吉村維新府政が物価高騰に苦しむ府民の願いに背を向ける一方、来年度予算案ではあらゆる分野で万博関連予算が新たに計上される異常な事態だとし、「維新府政の前に立ちはだかり、府民生活を守る議員として根性入れて頑張る」と語りました。
心から相手を信頼し入党を訴え
八尾柏原地区・山本中支部の代議員は、党勢拡大「大運動」で、前党大会時の党員・機関紙の現勢を回復・突破したと報告。隔月開催の「赤旗」読者による「おしゃべり会」で女性が入党したとし、「心から相手を信頼して入党を訴え、一緒に頑張ろうと言う自分自身も信頼される人間でなければ」と語りました。
党大会に参加した民青同盟の園部真拓府委員長は、歴史の前向きな流れが確実に存在し発展していること、草の根で活動している日本共産党の役割、党の未来社会論が青年学生にも大きな力にとなっていると述べ、「青年学生分野で飛躍をつくれる壮大な可能性」を強調。「大阪で強く大きな民青をつくることは党の未来、青年にとっても希望になる」と語りました。
高槻・島本地区の地区委員は、地区で世代的継承委員会を確立し、50代党員へのアンケートで一人一人の思いや要求に耳を傾け、学習会と食べる会などを重ねる中で、党員も増やしてきたことを報告。「みんなで取り組めば倍加も夢ではない」と述べました。
同僚から信頼されてる党員の姿
大阪北部の民間保育園支部の支部長は、多忙化などで従来の選挙目標を実現可能な目標に引き下げる議論もあった中、自分たちの声を議会に届けてくれる議員を送り出すためには目標は下げられないと奮闘し、目標以上に票を積み上げた経験を紹介。20代党員も6人迎えたと語りました。
西淀川・此花地区の代議員は、週1回の支部会議と学習を欠かさず続ける一方、実践に足を踏み出せなかった支部と行動を共にする中で、党勢拡大に取り組むようになった経験を報告しました。
民間職場支部の代議員は、労働強化やテレワーク、フレックスタイムなどの押し付けで、互いの仕事の状況が全く見えない中、イベントや食事会などに取り組みながら入党を呼び掛けていること、同僚から深く信頼されている党員の姿を紹介しました。
箕面市の新婦人グループの代議員は、入党の働き掛けの日常化を意識する中で、対象者が次々に上がり党員を迎えていることを報告。市立病院の民営化や公立保育所つぶしなど問題が山積する中、8月に行われる箕面市長選・市議選での必勝への決意を語りました。
摂津市の増永和起市議は、ダイキン工業が排出した発がん性物質PFOA汚染問題で、党市議団が府議団、国会議員団とも結んで追及し続けてきたことを報告。沖縄の米軍基地由来のPFOS汚染も含め、この問題の根本的な解決を求められる日本共産党の躍進に全力を尽くすと述べました。
党員拡大に失敗はないと訴えて
豊中地区の東前剛委員長は、「党員拡大に失敗はない」と広く訴え、「大運動」で党勢を維持前進させられたと発言しました。
藤本憲堺市議は、入党を呼び掛ける経験を重ねる中で、党員拡大への抵抗をなくしていった支部の経験を紹介。「地域に出たら出会いがあり、党の姿を知ってもらい、若い世代の中にも党をつくる可能性が広がる」と強調し、党勢拡大での党議員の役割も語りました。
北河内南地区の亀井淳元門真市議は、府議会で石川府議の質問を傍聴し、府民の切実な要求を取り上げる党議員のかけがえのない値打ちを強調しました。
大阪二区地区の山本訓子代議員は、党議員団との連携で、大阪市の樹木伐採を一部中止・延期させるなど、東住吉区の住民要求実現の取り組みを紹介。総選挙勝利、2027年統一地方選での大阪2区の議席奪還へ決意を述べました。
衆院大阪19区候補の北村みき代議員は、100人に入党を働き掛け、10人を迎える目標を自らに課し、参加した党大会で目標に対する姿勢を学んで、帰阪後、入党者を迎えたと話しました。
衆院大阪3区候補のわたなべ結代議員は、大阪府党が取り組んできた高等教育無償化目指す取り組みを報告しました。
(大阪民主新報、2024年2月25日号より)