おおさかナウ

2024年02月24日

走れ!?コータローレポート
アメフト 超人気の秘密は

 2月12日、世界で最も大きいスポーツイベント、アメリカンフットボールの頂点を決めるスーパーボウルがラスベガスで開催されました。今年は歌手テイラー・スウィフトさんの恋人が所属するカンザスシティ・チーフスが見事連覇を達成しました。
 アメフトの米国での人気は断トツです。「最も人気なスポーツ」という世論調査ではアメフトが首位の41%、野球が10%、バスケットボール9%、サッカー5%と続きます。私も米国留学時には(今も)、よくTVで見ていました。
 人気の要素の一つがチーム力の均衡を図るための方策です。毎年のドラフトではその年の最下位のチームから順に優先権が与えられます。試合のTV中継やネット配信にかかる放映権料、チケット、グッズ販売等の収入は全32チームで分配します。各チームの合計年俸にも上限が課されるという徹底ぶり。戦力の偏りが出にくいなかで全チームがしのぎを削るので、ファンも応援に熱が入るというわけです。
 米国のプロスポーツでは選手の実績とともに慈善活動が評価されます。米国には「寄付文化」が根付いているともよく言われたりしますね。一流選手こそフィールド外での行いが問われています。MLBドジャーズの大谷選手がグローブを全国の小学校に寄付して話題になりました。大谷選手のグランドでの実績は誰もが認めるところですが、国内外での評価をより高くしているのは、こういった野球以外での社会貢献だと思います。(たつみ・こうたろう 日本共産党衆院近畿ブロック比例候補 次回は3月31日号に掲載)

 

(大阪民主新報、2024年2月25日号より)

 

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