おおさかナウ

2024年03月02日

山下よしきのあったかエッセイ
政倫審メンバーとしてがんばります

 自民党政治の行き詰まりはもはや極限です。「政治とカネ」の問題で国民の怒りが集中し、「内閣不支持 上昇82%」(2月19日「毎日」)と報じられるなど、大変動の情勢がうまれています。
 大変動のきっかけをつくったのは日本共産党です。「しんぶん赤旗」の調査とスクープの連発が、自民党の裏金事件を明るみにしたことは、いまや多くの国民に知られています。企業・団体献金も政党助成金も受け取らない党の論戦が、自民党以外のすべての政党が「まずは裏金問題の真相解明を」「企業・団体献金の禁止を」と主張するようになる状況をきりひらいています。
 問題はここからです。検察まかせでも自民党まかせでも真相解明は進まない。ならば、国会がその使命と役割を果たさなければなりません。
 国民の世論に押され、国会は衆参の政治倫理審査会を開き、裏金議員を出席させて、真相解明の第一歩に踏み出します。私も参院の政治倫理審査会のメンバーです。裏金議員一人ひとりに、「いつから、どのように裏金をつくったのか」「いったい何に裏金を使ったのか」「参院議員は、改選年に販売したパーティー券の全額がキックバックされたというが、選挙のために使ったのではないのか」など、洗いざらい明らかにさせるために、厳しく問いただしたい。
 どうか、「裏金議員は全員、国会で真相を語れ」の声を突きつけてほしい。
カネで動く政治から、国民の声で動く政治に変えるために。(やました・よしき 日本共産党参院議員 次回は4月7日号に掲載)

(大阪民主新報、2024年3月3日号より)

 

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