「青年学生オルグ」で大きな変化
全地区配置へ「未来基金」を
日本共産党大阪府委員会(駒井正男府委員長)は今、府内に18ある全ての地区委員会に、青年学生の活動を援助する「青年学生オルグ(専従者)」を配置する取り組みに力を入れています。すでに配置された地区委員会では、青年学生との対話が広がり、民青同盟拡大や党づくりで前進が始まるなど、大きな変化が。府委員会では全地区への配置へ、「大阪わかもの未来基金(未来基金)」への抜本的強化を呼び掛けています。
日本共産党府委が呼び掛け
青年学生オルグの主な任務は、青年支部、学生支部で党員と一緒に活動し、民青同盟班の活動と学習の相談相手になるとともに、地区内の大学などでの宣伝と対話、民青同盟拡大や党員拡大に取り組むこと。地区委員会と力を合わせ、選挙中でも援助を中断せず、専従者として成長することを目指しています。
府委員会は、東京都委員会の経験に学び、2022年3月の府党会議で配置を決定。青年学生オルグの給与支給のための定期募金として「未来基金」を創設し、募金を呼び掛けてきました。ことし1月の第29回党大会を受け、2月の府党会議で全地区配置と募金の強化を決めました。
22年9月に木津川南地区委員会で最初に配置され、現在7地区委員会で青年学生オルグが活動。昨年2月からは毎月定例で学習交流会議を開いてきました。
4月の会議では、青年オルグから「学習には意欲があっても行動には消極的だった民青同盟員が、班会議の積み重ねの中で行動するように成長」(阪南地区)、「民青の班会議と青年支部の会議の毎週開催を追求。1年間で行動に立ち上がるメンバーが増え、必ず変化が起きることを実感」(北河内南地区)などの報告や決意が続きました。
今泉和幸府書記長(青年学生委員会責任者)は、青年学生オルグ配置で、年間を通じて民青同盟拡大で前進・飛躍が生まれ、学生分野の活動にも明らかな変化が生まれていると強調しました。
青年学生オルグが学生と共に活動する中で、昨年の新入生歓迎運動で民青同盟に加盟した学生が成長し、ことしの新入生歓 迎運動で先頭に立つなどの貴重な経験も生まれていると報告しました。
今泉氏は、青年学生オルグが地区委員会の世代的継承の推進力の役割を果たし、民青同盟拡大の飛躍を党員拡大に結び付ける好循環をつくろうと呼び掛け。28年末までに「5年間で数千の民青同盟、1千の青年学生党員」を実現する「5カ年計画」を推進しようと述べました。
全地区委員会への青年学生オルグの配置には、毎月500万円以上の資金が必要。府委員会は、すべての党支部と党員、「しんぶん赤旗」や本紙読者、日本共産党の前進に期待を寄せている人々に、未来基金への協力を呼び掛けています。
未来基金
「大阪わかもの未来基金」には2つの募金があります。
1つは、党内外に広く呼び掛けている「特別募金」。近くの党事務所、議員、党員に届けるか、郵便振替で。口座番号:00920―8―97104 加入者名:日本共産党大阪府委員会 通信欄には「大阪わかもの未来基金」と明記を。もう1つは、党員が毎月の党費と一緒に納入する1口500円の「定期募金」です。問い合わせは06・6770・5044日本共産党大阪府委員会。
(大阪民主新報、2024年5月12日号より)