おおさかナウ

2024年05月25日

共産党府議団
少数会派の発言機会求める
議会運営について提案

議会改革の書面を中谷議長に手渡す石川議員(右)=20日、府庁内

 日本共産党大阪府議団(石川多枝府議)は20日、新たに選出された府議会議長と副議長に対し、少数会派への発言機会の保障などを求める「大阪府議会の運営についての提案」を提出しました。
 「提案」は、▽本会議での議案採決時に、少数会派の本会議討論を認めること▽議会運営委員会へのオブザーバー参加▽各常任委員会での決算審査・質問の時間拡大▽請願提出者らに趣旨説明を認め、質疑時間を確保する――の4点を求めています。
 石川議員は、少数会派の本会議討論が認められない議会は全国的にも少ないと指摘し、「議員は府民に選ばれた代表であり、発言権が保障されるべき」と述べ、多様な府民意見を行政に反映させるべきと求めました。
 中谷恭典議長、中井源樹副議長は、「各交渉会派の幹事長と協議したい」と述べました。
 20日開かれた府議会で石川議員は、健康福祉常任委員会に所属することが決まりました。
 大阪府議会で代表質問ができる「交渉会派」は5人以上となっており、維新、自民、公明以外の会派は1~2人のため対象外。一般質問の持ち時間も少なく、議会運営委員会などの会議にも参加できません。

(大阪民主新報、2024年5月26日号より)

 

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