総選挙で支持を広げるSNS活動を
日本共産党大阪府委員会
SNSチーム責任者 伊木知史さんに聞く
15日公示、27日投開票で行われる総選挙で日本共産党は、党を躍進させ、自民党政治、維新政治の「二重の逆流」を打ち破り、希望あふれる日本と大阪をつくろうと全力を挙げています。日本共産党の支持を広げるSNSの活動について、党府委員会SNSチーム責任者の伊木知史さんに聞きました。
なぜ衆院選挙でSNSが大事か
まず、なぜ衆議院選挙でSNSが大事かということです。
2021年総選挙での大阪の党の比例得票は30万6725票(7・6%)、2022年参院選の比例得票は26万5986票(7・1%)でした。来たる総選挙の大阪の比例得票目標は56万票で、近畿2議席絶対確保、3議席以上を目指すには得票の倍加が必要です。これをどう実現するか。
大阪の50代以下の有権者は約470万人で、全有権者の64%です。この世代の多くは、情報を調べるのも、友達とコミュニケーションを取るのもSNSを活用します。
2022年に15歳から25歳までの6953人に行ったある調査では、「普段チェックする情報源」のトップはSNSが79・8%。「最もチェックしている情報源」ではSNSが55・8%でダントツです。テレビ14・8%をはるかに上回っています。この世代に日本共産党の支持を広げるためには、選挙活動としてSNSの活動がどうしても必要です。
SNS活動にどう取り組むのか
それでは、どう取り組むかということです。
日本共産党大阪府委員会は、9月から大阪・関西万博の問題点と日本共産党の値打ちを紹介する「かもめ動画」をSNSで拡散してきました。「ラップ調でわかりやすくて面白いわ~」「こういう分かりやすいアピール大切ですね」「めっちゃ良い動画」など反響があります。総選挙でも、受け取った人の判断を尊重し、共に考えていく情報提供型で、アニメ動画やネットチラシを作成します。
また比例候補の演説動画を、YouTubeチャンネルに公開すると、瞬く間に視聴数が伸びます。ショート動画を作成してくれる方もいらっしゃいます。アニメ動画やバナー、そして候補者の街頭演説動画をSNSで発信し、拡散して日本共産党の支持を広げていきたいと思います。
同時に、今回の選挙では、LINEを活用した折り入って作戦に全党を挙げて挑戦したいと思っています。
LINE活用の折り入って作戦
LINEは他のSNSと違い、名前と顔がお互いに思い浮かぶSNSです。LINEは、若者からお年寄りまで9千万人以上が活用しています。
今、ほとんどのスマホにはLINEのアプリが入っています。党活動でもさまざまなLINEグループが活用されています。訪問や電話の場合は相手の都合を考えないといけませんが、LINEを活用した対話や支持拡大の「折り入って作戦」は、子育てや仕事が忙しい青年や真ん中世代、どんな世代でも、時間や場所を選ばずに取り組めて、自分の都合で送って相手の都合で返信をしてもらえます。
ぜひ、大阪の党と後援会の皆さんが、家族や繋がりに、サークルなどのLINEグループに、府委員会の作成した動画やバナーを送ってください。そして、日本共産党が躍進してほしいあなたの思いを一言添えてみてください。
LINEでの折り入ってのお願いは、相手への配慮が大事です。特にグループLINEでは、そのグループの成り立ちや性格もよく考えて取り組むようにしたいですね。またこの活動では、青年や真ん中世代に思い切って協力を呼びかけて、力を合わせたいと思います。
いま地区委員会や小選挙区事務所で、LINE活用講習会にも力を入れようとしています。お気軽に最寄りの日本共産党事務所にお問い合わせください。
(大阪民主新報、2024年10月13日号より)