おおさかナウ

2024年10月19日

“だから推します 日本共産党”

 日本共産党は、27日投開票の衆院選での躍進を目指し、どの問題でも国民の利益にかなった党の政策の値打ちや魅力を語り広げようと奮闘しています。6つの問題で見てみました。

Q 物価高騰、何とかしてほしい!
A 消費税減税と賃上げ、年金増で収入を増やす

物価対策の特効薬は、消費税の減税です。自民党の対策は、ガソリンや電気代補助など細切れです。消費税減税は、だれもが対象になり、食料品などあらゆる分野に及びます。共産党は、今すぐ5%に引き下げ、さらに廃止をと訴えています。

また日本共産党は、懐を温めるための賃上げが大事と主張。中小企業に直接、社会保険料を軽くする支援をして、最低賃金を今すぐ時給1500円にと頑張っています。

ところが、自民党も維新も〝今すぐ最賃1500円にすること〟に反対しています。

懐をあたたかくする点では、自公政権の12年間で7.8%も削減された公的年金を物価上昇に応じて増える年金にします。若者世代も高齢者世代も年金を実質削減させる仕組み(マクロ経済スライド)はやめ、物価の上昇に合わせて上がる年金に改革します。

維新は、年金を削減する年金カット法に賛成するなど年金引き下げを後押ししています。

 Q 国保料・介護保険料が高すぎる
A 公費負担増で引き下げ、みな安心の社会保障に

介護保険料は、ホント高いですね。日本共産党は、「自民党も国庫負担の10%増で保険料を引き下げると選挙公約していた」と指摘、公約を守り引き下げよと主張しています。

国民健康保険料も、全国知事会が国に要望していた1兆円の公費負担による引き下げに頑張っています。

介護や医療の充実は、介護離職やヤングケアラーと呼ばれる子ども・若者世代の介護負担を減らすなど現役世代から高齢世代にまで安心を提供する、そうすれば将来不安からの貯蓄が消費に回り、経済の好循環をつくり、若い世代の未来に希望をもたらすと訴えています。

自民党は、公費増による保険料引き下げを拒否しています。それどころか、医療費の窓口払い3割負担する対象をさらに広げようとしています。

維新はもっとひどくて、高齢者の窓口負担は全員3割にすべきと負担増を主張しています。日本共産党を大きくして、安心の社会保障にしましょう。

Q 学費、高すぎ!値下げできる?
A 軍事費を削減すれば、値下げ・無償化できる

ポイントは、先進国で最下位クラスの高等教育の予算を増やすことです。

学費値上げが続いていますが、それは国にお金がないからではありません。“教育費は学生が負担して当然”という考えだからです。日本共産党はこの考えを180度切り替え、学費値上げを中止して値下げに踏み出し、今すぐ半額にし、さらに「学費ゼロ」にと訴えています。

ヨーロッパでは、「教育は権利であり、大学等で学ぶことは将来、社会全体に還元されるもの」との考えから、学費ゼロの国にしている国も少なくないのです。

自民党は、教育予算より軍事費増で、教育予算を減らし続ける一方、軍事費は大幅に増やしています。

今年度の軍事予算は8兆円にもなっています。それを削減すれば学費値下げはできます。さらに、授業料ゼロは2兆6千億円、入学金ゼロは2200億円、本格的な給付奨学金5千億円、合計3兆3200億円です。十分できます。

Q 二度と裏金事件起させないで
A 政治を歪める企業・団体献金禁止が何より大事

裏金事件の原資は政治資金パーティの収入で、企業や団体が買っています。企業が金を出すのは、見返りを求めているからです。実際に大企業は、自民党に巨額の献金をし、見返りに特権的な減税をしてもらったり、企業が負担する社会保険料を引き下げるために社会保障を削減させたり、消費税の増税を次々させています。

だから、企業・団体の献金の禁止が再発防止の決定打です。

また、政治資金を透明にする、使途公表義務のない政策活動費の廃止や、裏金事件の真相解明も大事です。

そして何より、企業・団体献金を一円も受け取らない日本共産党の躍進が一番です。企業献金ゼロの共産党だから消費税減税や社会保障の拡充などが実現できるのです。

維新の会は、トヨタ自動車等の大企業にパーティ券を買ってもらっていますし、企業献金禁止がない自民党の規正法改正法案に衆議院で賛成しています。

Q どうやって平和を守る?
A 東南アジア諸国連合に学び外交で平和をつくる

どうやって平和を守るかですが、答えは東南アジアにあります。東南アジア諸国連合(ASEAN)は、「紛争の平和的解決」を義務付けた条約をお互いに結び、東アジア全体を戦争の心配のない地域にしていく構想を持ち、アメリカや中国、日本などに働きかけています。

日本共産党は、ASEANに学び、東アジアを戦争の心配のない地域にする外交をすすめることを提案しています。そのための提言も発表し、国の内外で行動する「野党外交」をしています。この道こそ平和をつくると訴えています。

自民党は、逆に軍事費の2倍化など大軍拡を進めています。

「核共有」まで言っています。先日、日本原水爆被害者団体協議会が、ノーベル平和賞を受賞しました。世界は「核兵器廃絶」へと動いていますが、自民党は核兵器禁止条約への参加を拒否しています。

維新も「核共有」を主張。憲法9条に自衛隊を書き込めと戦争する国づくりをけしかけています。

Q 「共産主義は自由がない」?
A 共産主義の目的は自由が花開く社会にする事

「共産主義」と聞くと、旧ソ連や中国での人権抑圧を思い浮かべますよね。それらの国は議会も民主主義も経験したことがなくて「革命」を起した国で、日本で起こることはありません。それに、共産主義の一番の目的は、労働時間をぐんと短くし、すべての人が十分な「自由な時間」を持って、学問やスポーツ、芸術など自分の持つ可能性を花開かせられるようにすることなんです。

日本共産党は、そうした未来の社会を目指しながら、今、日本では、長時間労働で自分のしたいことができない!という状況を改善させようと訴えています。ヨーロッパの主な国より年300時間も長い労働時間を、賃上げすることと一体で「一日7時間」、週で言えば35時間労働にし、自由時間を増やすために頑張っています。

自由な時間を増やす日本共産党を大きくして下さい。

(大阪民主新報、2024年10月20日号より)

 

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