2016年01月17日
コータローの国会レポート52
新年から重責担う
新年から国会内人事の改定があり、私は大門みきし参院議員とともに予算委員会の委員となりました。国土交通委員会、ODA特別委員会、デフレ調査会とのかけ持ちになります。
また国会対策副委員長にも任じられました。国対は国会日程を常に把握しながら法案の賛否を最終的に担ったり、先の北朝鮮の核実験に対する国会非難決議の文言を超党派で調整したりと、とにかく重責です。国対委員長の穀田恵二さん、参院国対委員長の井上哲士さん、副委員長の仁比そうへいさん、大門さんらとともに、政党間の交渉でも従来通りスジを通して頑張ります。
さて国会運営上、重要な機関が議運と言われる議院運営委員会です。議運は予算委員会などと同様、常設されている委員会の一つ。参議院では理事のポストは10名以上の会派に限られます。そしてその会派は「交渉会派」とも呼ばれ、議事運営についての発言権を持つことになります。
実は維新の党(松野頼久代表)と日本を元気にする会(松田公太代表)が参議院で同一会派となりましたが、これも維新の5名と元気の6名を合わせて議運理事を得るためのものでした。ところが「造反」が2名出て、結局は「大山鳴動して」の結果になったのです。
1月7日、参院本会議で井上哲士議員が「大筋合意」したTPP(環太平洋経済連携協定)の翻訳を出せと迫り、なんとその翌日に公表されましたが、これも本会議で登壇できるからこそ。安倍政権と正面から闘う共産党をさらに増やさないと!。(辰巳孝太郎 日本共産党参院議員 月1回掲載)
(大阪民主新報、2016年1月17日付より)