2016年02月14日
ただしの国会レポート20
まるで学級崩壊の本会議場
現職大臣がトラブル解決のために金銭を受け取り口利き。これはあっせん利得処罰法に抵触します。口利きが事実だとすれば、大臣辞任で済む問題ではなく、議員資格そのものが問われます。長時間の記者会見を行ったものの、名前通りあまりあきら(甘利明)かにはなっていません。かばい続けた首相の責任も含め引き続き追及が必要です。
予算委員会も始まりました。戦争法強行に続いて明文改憲への願望をあらわにし、軽減とは名ばかりの消費税増税を押し付けようとする自民党と公明党。衆参で多数の議席を持つものの、国民世論との矛盾は益々激しくなっています。追い詰められた勢力は、焦燥感が議会での発言や野次に鮮明に現れています。
「共産党が民主主義を語るな」は公明党席からの野次。平和の党といいつつ、自民党と一蓮托生で憲法をないがしろにし、沖縄の民意を踏みにじる公明党こそ民主主義を理解していないのでは?
「与党でもない、野党でもない」と自ら言うものの、議会対応では安倍政権の補完勢力ぶりが露骨なおおさか維新の会。反論できない本会議場で共産党を名指しで批判。彼らの立ち振る舞いは、自席を離れて立ち歩き、大きな声で私語ばかり。「学級崩壊」状態で僕自身も「大阪出身」というのが恥ずかしくなります。
夏の参議院選挙、定数4の大阪選挙区をこれらの勢力に独占させるわけにはいきません。わたなべ結さんの必勝で、大阪府民の良識を示そうではありませんか。(清水ただし 衆議院議員 月1回掲載)
(大阪民主新報、2016年2月14日付より)