おおさかナウ

2016年01月10日

ただしの国会レポート19
寝袋配り続け思うこと

路上生活をする人への寝袋配りに参加した清水市=2015年12月、大阪市中央区内

路上生活をする人への寝袋配りに参加した清水市=2015年12月、大阪市中央区内

 新年あけましておめでとうございます。よいお正月を迎えられたでしょうか?1月4日から国会が始まり、論戦準備に追われています。参議院瀬虚で日本共産党を躍進させ、あらゆる分野で暴走を続ける安倍政権を追い詰めていきましょう。
 さて、数は少なくなりましたが、路上生活の方が大阪の街に見受けられます。昨年暮れに、毎年恒例の寝袋配りのボランティアに参加しました。
 ひとが路上で凍え死ぬような大阪にしたらあかんと、数年前から参加させていただいている寝袋配り。「寝袋いりますか?」と声をかけると売りつけられると警戒される方もいるので、声かけも慎重に。「寝袋つかいはりますか?」と言うようにと、長年ボランティアを続けられている「ろくな者じゃの会」代表の北出さんに教わりました。
 路上生活の方たちからは、これまで仕事が欲しいという要望が多かったのですが、最近は高齢化もあり要求は多様化。単純に生活保護を希望されているわけでもありません。
 雇用や年金制度拡充の必要性はいうまでもなく、格差と貧困を生み出す社会構造に目を向けなくては根本的解決はないと思います。自己責任で片付けられる問題ではなく、富の再分配を歪にしてきた自民党政治の責任です。
 松屋町から南下して天王寺を回り、鶴橋駅から環状線で梅田へ。地下街で暖をとっておられる方に最後の寝袋をお渡ししました。ささやかなことかもしれませんが、毎年参加したいと思います。(清水ただし 衆議院議員 月1回掲載)

(大阪民主新報、2016年1月10日付より)

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